「こくみん共済」と都道府県共済や民間の保険との違いは?メリット・デメリットを解説

更新日:2020/06/17

手頃な値段でもしもの際に備えることができる共済制度ですが、実は、こくみん共済や都道府県民共済といった種類があるのをご存知でしょうか?共済の種類や、共済で備えることができること、民間の保険と共済の違いなどをまとめてご紹介します。

「こくみん共済」と都道府県共済や民間の保険との違いは?メリット・デメリットを解説

全労済と同じ!?こくみん共済とは

こくみん共済は、病気やケガなど、万が一のときのための助けあい制度です。組合員が掛金を拠出し、トラブルに遭ってしまった人にその掛金から共済金が分配されます。

こくみん共済は「こくみん共済coop」の事業の一つです。こくみん共済coopは、全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)が創立60周年を迎えた際、より広く多くの人に助けあいの輪が広がるようにという思いからつけた愛称です。つまり、こくみん共済coopは、全労済ということですね。

「こくみん共済」と民間の保険との違い

「こくみん共済」と民間の保険との違い

こくみん共済coopは、各地域の生協や労済など、58の会員によって成り立っている連合会です。民間の生命保険会社や損害保険会社のような業務も行っています。

保障の内容という面から見た場合、病気やケガ、死亡などでお金が受け取れるという点は、こくみん共済も民間の保険も同一です。しかし、保険の掛け方という点ではいくつか違いがあります。

・保険料(掛金)

こくみん共済は、何口共済を掛けるかによって保険料が決まります。年齢や性別によって左右されることはありません。掛ける口数が増えれば、保険料が上がりますが、保障も手厚くなります。

民間の保険会社の場合は、年齢や性別などによって細かく保険料が決まっています。そのため、年齢が若いうちは民間の保険会社の保険のほうが割安で、年齢が高くなるにつれて共済のほうが割安と感じられるはずです。

・割戻金

こくみん共済coopでは、1年を通して会員から集めた掛金のうち、余った金額を返金してくれる制度があります。いくら返金されるかはその年によって変わりますが、割戻金の分、割安で保障を受けることができます。こくみん共済coopの保険料は、実質的には月々支払う掛金よりも安いということです。

・保障期間

民間の保険会社の保険には、終身保険と呼ばれる保障が一生涯続くタイプの保険がありますが、こくみん共済coopでは、最高で満85歳までしか保障されません。

「こくみん共済」と都道府県共済との違い

共済には、こくみん共済のほか、各地域に都道府県民共済というものもあります。「都民共済」や「埼玉県民共済」などがこれに当たります。

運営元が違うだけで、年齢や性別を問わず、掛金に応じた保障が受けられるといった点は国民共済も都道府県民共済も同じです。

ただし、都道府県民共済は、加入する都道府県によって受けられる保障内容が変わります。また、原則として、自分が住んでいる地域の共済にしか加入することはできません。こくみん共済とお住まいの地域の都道府県民共済の保障内容を見比べてみましょう。

「こくみん共済 coop」で備えられるのは病気やケガだけではない

「こくみん共済 coop」で備えられるのは病気やケガだけではない

こくみん共済coopには、病気やケガ、死亡などに備えられる「こくみん共済」だけでなく、車のトラブルに備える「マイカー共済」や家のトラブルに備える「住まいる共済」もあります。それぞれどのような共済なのか、簡単に特徴をまとめました。

・こくみん共済

子どもの保障、医療保障、総合保障、シニア保障、障害保障の5種類があります。幅広くさまざまなトラブルに備えられる「総合保障」タイプの場合、月々の掛金は900円からです。

仮に、毎月1,800円の掛金を掛けた場合、交通事故死亡で1,200万円、病気死亡で400万円、交通事故入院で1日5,000円、病気入院で1日2,000円などの保障が受けられます。

こくみん共済には、掛け金がコース別に一定額であるという特徴があります。年齢や性別によって掛金が左右されることがないので、再度見積もりを取る必要がありません。

・マイカー共済

人身傷害補償や車両補償といった一般的な自動車任意保険の補償内容をカバーできる共済です。掛金は車の乗り方や等級によって変わるため、見積もりを取ることになります。

・住まいる共済

火災、台風、地震などに備えることができる共済制度です。掛金は家の構造や広さ、住所、保障内容等によって変わります。

「こくみん共済」のメリット・デメリット

「こくみん共済」のメリット・デメリット

最後に、改めてこくみん共済のメリットとデメリットを箇条書きで確認してみましょう。

【メリット】
・年齢や性別にかかわらず掛金が一定(年齢が高くなるほど割安)
・掛金が比較的安い
・割戻金があるため割安
・総合タイプに入れば幅広い内容をカバーできる
・内容がわかりやすい

【デメリット】
・満85歳までしか保障されない
・若い人にとっては割高な場合がある
・貯蓄型の保険はない
・保障内容のカスタマイズができない
・住んでいる地域によっては都道府県民共済のほうが割安

こくみん共済は、わかりやすく、割安な掛金で総合的にトラブルをカバーしたいという人に向いているといえるでしょう。ただし、デメリットもありますから、都道府県民共済や、民間の保険と比較した上で選ぶことをおすすめします。

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  • 著者:平林恵子さん

    人事労務関係の仕事からライターへ転身。
    経験を活かしてコラム執筆を行っています。
    2017年、見識を深めるためにFPの資格を取得しました。
    税金や給与計算などに詳しくない方にもわかりやすい解説を心がけています。


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