DINKsの意味とは?子どもがいない夫婦生活を選択する理由

更新日:2020/12/21

DINKsとは、「Double Income(共働き)No Kids(子どもを持たない)」の略で「子どもを産まずに二人の生活を続けよう」と決めた夫婦のことです。近年で増えつつあるとされるDINKsの、DINKsを選択する意味や生活のメリットを調べてみました。

DINKsの意味とは?子どもがいない夫婦生活を選択する理由

「結婚したら子どもを産むのは当たり前」といった意見もあるなかで、DINKsを選んだ家庭はどんな生活を送っているのか、疑問に感じたことはないでしょうか。自分とは違った価値観で生きる人の存在を知り、認めることが「多様性」です。語られることが少ないDINKs夫婦の価値観や生活スタイルを読みときます。

もくじ

・DINKs(ディンクス)とは?

・DINKsを選択する意味

・DINKsの夫婦は増えている?

・DINKs向けの物件とは?

・DINKsを選択した夫婦の生活

DINKs(ディンクス)とは?

DINKs(ディンクス)とは?

DINKs(ディンクス)とは、「Double Income(共働き)No Kids(子どもを持たない)夫婦」を示す言葉です。簡単に言ってしまえば、結婚しても子どもがいない夫婦のことを指しています。厳密には、何らかの事情があって子どもが欲しくてもできない夫婦はDINKsに含めません。

 

自分たちの意思で「子どもを産まずに二人の生活を続けよう」と決めた夫婦がDINKsです。

DINKsを選択する意味

DINKsを選択する意味

DINKsを選択することで、時間の自由・お金の自由が生まれます。結婚する前と同じように旅行に行ったりデートをしたりと、二人だけの時間を楽しめるでしょう。教育費の負担がない分、自分たちに使えるお金が増えることも特徴です。将来に向けて計画的に貯蓄することもでき、老後に向けた資産運用に取り組む夫婦も見られます。

 

時間の自由があるからこそ、結婚前と同じようにキャリアアップに励む女性も多いようです。育児と仕事を両立できる環境が整いつつあるとはいっても、出産前とまったく同じように仕事をするのは簡単ではありません。働いていることに自分の存在意義を感じる女性にとっては、DINKsを選択するのが自然かつ意味があることとも言えるのです。

DINKsの夫婦は増えている?

DINKsの夫婦は増えている?

女性マーケット動向を調査している民間企業の公表によると、1970年~2010年の40年間でDINKs夫婦の数は2倍になったとされています。1970年には10%程度だった夫婦のみ世帯が、2010年には20%程度まで比率を伸ばし、子どものいないライフスタイルが一般化していることが示されました。20%中に「子どもが欲しくてもできない夫婦」が一定数含まれていることを加味しても、DINKsを選ぶ家庭は増えていると考えられます。

夫婦のみ世帯の比率

「夫は外で働き,妻は家庭を守るべき」という意見に賛同する人の割合は、1979年時点で男性約76%・女性約70%でした。しかし2014年には、男性約47%・女性約43%とかなり減少しています。女性が社会に出て働くことが当たり前の時代になってきたからこそ、DINKsというライフスタイルが成り立つのでしょう。とはいえ一定数は従来の家庭のあり方に賛同する人もいて、子どもがいない夫婦に対する心ない声を耳にすることもあります。

 

2016年には「ノンママ(子どもを持たない女性)」をテーマにした書籍やドラマが公表され、世の女性から関心を集めました。「子どもがいなくて本当にいいのか?」「女は子どもを産んで一人前」といった言葉をかけられ、そこに悪意はなくても傷つくことがあると言います。

 

この背景には「子育てはすばらしい」「子どもは宝」といった古くからの考え方があるのでしょう。DINKsを選択した女性自身も「間違ったことは言われていない」と考えてしまうと、声を大にしての反論はできません。

 

お金の自由が増えることに対しても、ノンママはハラスメントを受けがちです。おしゃれな洋服を着て、いつもきれいにしているだけで「子どもが生まれて、おしゃれはできなくなった」「自分のことにお金を使えてうらやましい」といった言葉をかけられることはたくさんあります。DINKs夫婦としては適切な受け答えが見つからず、言葉に詰まってしまうかもしれません。

 

子どもがいる共働き夫婦も、DINKs同様に昔より増えています。しかし子どもが小さいうちは働ける時間に制限が加わり、DINKsを選択した夫婦より収入が少なくなるケースもあるでしょう。毎月の生活費も子どもがいる分かさみ、羨ましさ、あるいは妬みから金銭面でのハラスメントに繋がります。

 

人にはそれぞれの人生があり、他人の人生に口をはさむことは、あまり褒められた行いではありません。DINKsというライフスタイルを選ぶ夫婦が増えるなか、周囲もまた「DINKsだから」と垣根を作るような考え方は取り払う必要があるでしょう。

DINKs向けの物件とは?

DINKsを選択した場合、住居をマンションにするのか戸建てにするのか、また賃貸なのか、購入してしまうのかを迷うかもしれません。東京のような都会では一軒家を購入すると住宅ローンが高くなるので、予算に合わせた物件選びが大切です。

 

そこで近年注目を集めているのが、コンパクトマンションの存在です。シングル向け物件より広く、ファミリー向けより小さい30平方メートル~60平方メートル程度で、間取りは2LDKが一般的。利便性を重要視した立地にあり、その多くが市街地中心部や商業地に建てられています。

 

DINKs向けの物件を選ぶのであれば、ファミリー向け物件のような広い家はそこまで必要ないことがほとんどです。夫婦二人で少し余裕のある広さと、できればお互いに一人になれるための部屋、夫婦が一緒に過ごせる共有スペースがあると理想的でしょう。

 

どちらか、あるいは二人ともフリーランスで働いている場合、仕事部屋を別々にするなら3LDKは必要です。コンパクトマンションのほかには、広すぎない賃貸マンションやアパート、狭小戸建て住宅などもDINKsのニーズにマッチしやすいとされています。

 

賃貸か購入するのかは、二人の仕事にもよりますし、また老後の計画によっても変わるため、どちらが正解とは言えません。どちらを選ぶにせよ、夫婦で協力して資金を貯めていき、計画的に行動することをおすすめします。

DINKsを選択した夫婦の生活

DINKsを選択した夫婦の生活

実情としてDINKsを選択した夫婦のすべてが、いわゆる「裕福」な生活をしているわけではありません。経済的な理由から「子どもを産めない」と思ってしまう夫婦はいて、共働きでようやく家計を維持している人たちも見られます。

 

給与口座は別々ですから、生活費のための共通口座を作るなど工夫が必要です。どちらかがお金に関してしっかりしていても、どちらかが浪費家であればなかなか貯金はできません。子どもがいるとたしかに一人分余計に生活費はかかりますが、夫婦の工夫次第ではDINKsを選んだ夫婦より貯金できている世帯もあるでしょう。

 

また厳密にはDINKsに含まれないものの、不妊治療を続けていて、なかなか成果が出ない夫婦もいます。不妊治療にかかるお金を確保するためにも、夫の収入だけではやりくりが難しく、寿退社を諦める女性もいるでしょう。

 

また世帯収入は高く貯金もできるはずなのに、毎月のやりくりが大変と感じているDINKs夫婦も少なからず見られます。子どもがいない生活に安心してしまって、お互いの浪費に対して無関心になるためです。仕事が忙しく外食やお惣菜を購入する日が増えれば、どうしても食費がかさみます。会社の人との付き合いも夫・妻の二人分かかってしまうと、家計の負担となりがちです。

 

結局のところDINKsだから裕福というわけではなく、子育てをさぼるために親になることを放棄したわけでもありません。夫婦の数だけライフスタイルがあって、最適な家族の形も異なります。家計管理にしても同じです。我が家に最適な収支バランスを決めて、引き締めるところは引き締める、お金をかけるところは我慢しないといったバランスを考えてみましょう。

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