デイトレード初心者が押さえておきたい基本のポイントとは?

更新日:2018/12/13

デイトレードとは、株式などの売買を一日で完結させる取引方法のこと。ポジションを翌日まで持ち越さず、その日のうちにすべて決済します。スピーディーな判断が求められるため初心者が儲けるには難しい側面がありますが、どのような方法で取引するのか興味がある方もいるでしょう。この記事ではデイトレードの基礎知識をご紹介します。

デイトレード初心者が押さえておきたい基本のポイントとは?

デイトレードとは

デイトレードとは

デイトレードとは、株式やFX、先物取引などにおいて一日のうちに売買を完結させる取引方法です。近年ではビットコインなどの仮想通貨も投資対象となり、個人投資家にとって選択肢が増えています。

 

デイトレードは短期間の取引であるため、投資というよりはギャンブルのような投機的な要素が強いといわれています。デイトレードの中でも数秒単位で売買する方法を「スキャルピング」と呼んで区別することがあります。

 

通常、デイトレーダーは一日に何度も売買します。すべての取引でプラスになるわけではなく、マイナスになることもめずらしくありません。デイトレードの基本は小さな利益を積み重ねていくことだといわれています。マイナスは素早く損切りし、小さなプラスを積み重ねることで利益をあげていくのです。

デイトレードの具体的な取引方法

デイトレードの具体的な取引方法

デイトレードのことはわかったものの、具体的にどのような取引方法なのかイメージが湧かない人も多いでしょう。ここでは、デイトレードのポイントを説明します。

 

・モニターは複数台

デイトレードでは複数の銘柄の値動きを監視しておく必要があります。1台のモニターで画面を切り替えしている間に大きな動きがあったら出遅れてしまうためです。熟練デイトレーダーの中には、10台以上のモニターを並べて取引にあたっている人もいるそうです。

 

・取引ツールを使う

証券会社のサイトでもチャートを見たり売買したりできますが、専門のツールをダウンロードすればスムーズに操作できます。これから始める初心者は証券会社が無料で提供している取引ツールを使うとよいでしょう。取引に慣れてから有料の取引ツールを導入すればOKです。

 

・勝負する時間帯

日本株の場合、デイトレードができるのは平日の9:00~15:00です。このうち、前場が9:00~11:30、後場が12:30~15:00で、中間にお昼休みがあります。取引時間中ずっとモニターに張り付いている人もいれば、前場だけ取引をすると決めている人などさまざまです。一日のうちもっとも値動きが大きいのはオープン直後の9:00~10:00といわれ、この1時間だけで数百万円の利益をあげる人もいます。

 

・信用取引を使った空売り

株取引の基本は「現物取引」です。安いときに買って、高いときに売れば利益が得られます。しかし、それだけでは株価が下がり続けているときに利益をあげることができません。こんなとき、信用取引を使えば売りから入ることができます。

 

信用取引とは、自己資金以上の取引をしたいときに、証券会社から現金や株を担保にしてお金や株を借りて取引することです。信用取引の空売りは、借りた株式を売りに出し、安くなった時点で買い戻してその差額で利益を得ることをいい、借りた株式は返却します。たとえば株価1,000円のときに100株を空売りして、900円に値下がりしたときに100株を買い戻すと、差額の1万円が手に入るということです。

 

・レバレッジ取引

主に仮想通貨やFXで使われているのがレバレッジ取引です。たとえば10万円の投資資金があったとして、10倍のレバレッジをかけると100万円分の取引ができます。少ない資金でも大きな利益が期待できる一方、損失も大きくなるため、注意が必要です。

デイトレードのメリット

デイトレードのメリット

ここで、デイトレードのメリットを確認しておきましょう。

 

・利益が一日のうちに確定する

デイトレードの魅力は一日で取引が完結することです。その日の利益はその日のうちに確定するため、翌日まで持ち越して痛手を被るリスクを軽減できます。取引時間外の出来事にピリピリする必要がないのもメリットです。

 

また、株には値幅制限があり、一日で動く株価の幅が決まっています。ストップ安以上には株価が下がらないので、最悪の場合でも損失を抑えられることがあります。

 

・知識が浅くても勝てるチャンスがある?

デイトレードは投資の勉強が役立たないという人もいます。長期投資で勝とうと思ったら経済の知識が必要ですが、デイトレードはギャンブル性やゲーム性が強いため、別の知識が必要です。その分、投資初心者でも勝てるチャンスはあるかもしれません。

 

とはいえ、最低限の知識は必要です。特に、株価チャートの動きを分析し、トレンドやパターンを読み取る「テクニカル分析」の知識は持っておきたいもの。その知識を持って、デイトレードに合った銘柄を選択することが重要です。株投資でも「円安ドル高で強い株」など円相場に関連があるので、幅広い視野が求められるでしょう。

デイトレードのデメリット

反対にデイトレードにはデメリットもあります。以下にポイントをまとめました。

 

・手数料がかかりがち

デイトレードは一日に何度も売買するため、約定ごとに売買手数料を支払うとコストがかさんでしまいます。証券会社の中でも手数料が安いところを選ぶのはもちろんですが、手数料定額コースを選択するのも重要です。その場合、何度取引しても、一日の約定代金の合計で手数料が算出されます。

 

楽天証券で「いちにち定額コース」を選択すると、デイトレード割引が適用されます。一日のうちに同一銘柄を売買した場合、片道分の約定代金を合算されないコースです。たとえばA銘柄を100万円で信用買建し、その日のうちに105万円で信用売返済したとしても、片道分の105万円は定額コース手数料算出約定代金に含めません。

 

仮想通貨の場合も取引所によって手数料が異なります。取引手数料は無料でも、出金・入金手数料や送金手数料がかかることもあります。仮想通貨取引所を選ぶときには手数料の種類と金額をチェックしたいところです。

 

・身体的・精神的な負担

市場が開いている間、ずっとモニターを凝視していると身体的に負担がかかります。緊張状態にあるため、精神的にも負担がかかることも。一方で、前場だけ取引すると決めておいて、「2時間半だけ集中していればいいから楽だ」という投資家もいます。デイトレードにもさまざまな投資手法があるので、自分に合ったスタイルを見つけるとよいでしょう。

 

・大きな損失を被るリスクがある

どんな投資方法にもリスクはつきものですが、デイトレードは短期間で利益を出すため、信用取引やレバレッジ取引を利用する傾向にあります。うまくいったら大きな利益が出せる反面、短期間で大きな損失を被ってしまうことがあるので、初心者は慎重に行ったほうがよいでしょう。

デイトレードに向いている人、向いていない人

デイトレードに向いているのは、日中取引ができる状態にある人です。昼間仕事をしている人はなかなか難しいかもしれません。夜間取引ができる日経平均先物でデイトレードする方法もありますが、一般的に株の売買でデイトレードするとなると、やはり平日の9:00~15:00がメインです。この時間帯に時間が取れない人はデイトレードにこだわらず、数日間~数週間で取引を行うスイングトレードや中長期の取引を検討するとよいでしょう。

 

デイトレードに向いている性格というのもあるようです。諸説あるため一概には言えませんが、デイトレードは注文を出すのに瞬時の判断が求められるため、決断力がある人が有利かもしれません。

初心者はまず少額から

株式投資未経験からいきなりのデイトレードはハードルが高いです。まずは少額から、買って、売るという一連の流れを体験してみましょう。デイトレードを始める前に、1万円未満の少ない資金から投資できるミニ株(単元未満株)で練習するのも一つの方法です。デイトレードはハイリスク・ハイリターンであることを理解して、自己責任で行ってください。

  • 著者:宮島ムーさん

    関西に住む子育て中の主婦です。 お金や不動産に興味があり、日商簿記1級・FP2級・宅建などの資格を独学で取得しました。 記事ではなるべく専門用語を使わず、わかりやすく説明するよう心がけています。
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