ハガキ料金が63円に改定?古いハガキはどうすればいい?

更新日:2019/03/05

2017年に62円へ値上げした郵便ハガキですが、2019年10月1日からは、63円へさらに値上げされる方針です。値上がりしたばかりのハガキが、なぜ再度値上げすることになってしまったのか、気になる理由や古いハガキの活用方法についてまとめました。

ハガキ料金が63円に改定?古いハガキはどうすればいい?

今回の郵便料金値上げはなぜ行われる?

2019年4月、日本郵便より「10月1日から手紙とハガキの郵便料金改定を行う方針である」との発表がありました。この秋からは、25グラム以下の定型郵便物(一般的な手紙)に必要な郵便切手は82円から84円に、ハガキの代金は62円から63円にそれぞれ値上がりします。

 

値上げ理由は、消費税増税です。2019年10月1日からは、日本の消費税率が10%に上がることになっています。この増税分転嫁のために、2年ぶりの郵便料金値上げが行われることになったのです。

2017年の値上がりの理由は消費税アップではなかった!?

2017年の値上がりの理由は消費税アップではなかった!?

今回の郵便料金の値上げは消費税増税のためですが、ハガキの料金は2017年にも一度上げられています。このときの原因は、増税ではありませんでした。2017年のハガキの値上げは、人件費の高騰が原因とされています。

 

郵便局では、窓口の人員だけでなく、郵便物の仕訳をする人や配達をする人など、たくさんの人を雇っています。年々、人を雇うための最低賃金は高くなっていますし、会社が半額を負担しなければならない社会保険の金額も上がっています。こうしたことが、郵便局の負担を増やしていると考えられるでしょう。

 

その一方で、収入源となる切手やハガキといった郵便物を使う人の数は減少傾向にあります。「以前は年賀状を出していたけれど、最近はメールで済ませている」という人も多いのではないでしょうか?こうした「売上減」と「人件費増」という背景から、ハガキの料金が値上がりすることになったのです。

2017年のハガキの値上げには移行期間があった?

2017年のハガキの値上げには移行期間があった?

2017年のハガキの値上がりは、6月に行われています。ただし、これには「2017年12月15日から2018年1月7日の間に出された2018年の年賀状を除く」という特例が設けられました。「年賀ハガキ以外のハガキは使わない」という人にとっては、実質的には2019年の年賀状のタイミングで値上げしたように感じられたかもしれません。

 

2019年8月現在、ハガキは年賀状、暑中見舞い、喪中ハガキ等、すべて統一して62円の価格になっています。

ハガキのサイズ・重さごとの料金

ハガキのサイズ・重さごとの料金

ハガキは、郵便局で売っている通常ハガキだけでなく、自分で作ったものに送料分の切手を貼って送ることもできます。ただし、自分でハガキを作った場合は、規定のサイズに収まっていなければいけません。

 

通常ハガキの規定サイズは、最小が縦14cm×横9cm、重さ2グラム、最大で縦15.4cm×横10.7cm、重さ6グラムとなっています。往復ハガキの場合は、通常ハガキを2倍したものが最大値となりますが、縦横のサイズは2枚のハガキが同一でなければいけません。

 

ハガキを手作りしたけれど、このサイズを超えてしまったというときは、「第一種郵便物」として発送することになります。「第一種郵便物」というのは、定型郵便物や、定形外郵便物、簡易書留などをまとめて呼ぶ呼び方です。

 

定型郵便物は、最小で縦14cm×横9cm、最大で縦23.5cm×横12cm、厚さ1cm、重さ50グラム以内です。これに収まっている場合は、25グラム以内の場合なら82円、50グラム以内なら92円(2019年8月現在)で送ることができます。

 

第一種郵便物は、「封筒に入っていて封がされているもの」というイメージがあるかもしれませんが、ハガキであってもサイズが大きいものはこれに含まれます。反対に、1枚だけでも、さらに大きいB5サイズのものなどを送ろうとする場合は定形外郵便となり、さらに料金が高くなります。

 

不安なときは、郵便局で問い合わせるか、郵便料金表を確認してみましょう。

古いハガキはいつまで使える?

62円や52円といった昔のハガキは、一体いつまで使うことができるのでしょうか?結論から言うと、郵便料金改定後であっても、古いハガキを引き続き使うことは可能です。

 

ハガキ料金の値上げ後に52円や62円のハガキを使うときは、差額分の切手をハガキに貼ればOK。見栄えがよくないと感じる人は、古いハガキは懸賞応募用などに利用して、友人や知人への便りには新しいハガキを使うといいでしょう。

 

また、郵便局では使わない額面のハガキや切手をよく使う額面の切手等に交換してくれるサービスも行っています。1枚あたり5円の手数料がかかりますが、手数料分を不要のハガキの代金で相殺することもできるので、ハガキが複数枚ある場合は、実質的な出費なしで新しいものに交換することもできます。

 

つまり、古いハガキをどうするか迷っている人は、「差額分の切手を貼って使う」か「郵便局で交換してもらう」のどちらかの方法が取れるということですね。簡単でコストがかからないのは差額分の切手を貼る方法ですが、見た目が気になる場合は、郵便局の窓口で新しいハガキに交換してもらいましょう。もちろん、「もうハガキは使わないから82円切手にして欲しい」ということもできます。

 

 

消費税増税には、根強い反対意見も出ています。さまざまな負担軽減措置なども打ち出されていますから、具体的にどのような変化が起こるのか、日々ニュースをチェックして情報を見逃さないようにしておきましょう。

  • 著者:平林恵子さん

    人事労務関係の仕事からライターへ転身。
    経験を活かしてコラム執筆を行っています。
    2017年、見識を深めるためにFPの資格を取得しました。
    税金や給与計算などに詳しくない方にもわかりやすい解説を心がけています。


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