2019年10月22日(火)は今年限りの祝日。天皇陛下ご即位パレードも!

更新日:2019/10/08

2019年は新しい天皇陛下のご即位に伴い、皇室関連のイベントが多い年となっています。新しい元号である「令和」が発表されたのが、2019年4月1日。内閣官房長官による会見の映像をご覧になった方も多いでしょう。そして5月1日に新しい天皇陛下がご即位され、午前0時に令和元年がスタートしています。ご即位の日が祝日と改まることでその前後も休日となり、ゴールデンウィークが10連休になりました。

さらに10月22日(火)にも、祝日となる皇室行事が控えているのはご存じでしょうか。経済に与える影響も含め、天皇即位の儀式について詳しく見ていきましょう。

2019年10月22日(火)は今年限りの祝日。天皇陛下ご即位パレードも!

2019年10月22日(火)は祝日「即位礼正殿の儀の行われる日」

2019年10月22日(火)は祝日「即位礼正殿の儀の行われる日」

日本の天皇が皇位を継承する際には、即位の礼(そくいのれい)と大嘗祭(だいじょうさい)が行われます。即位の礼は、皇位の継承を国の内外に示すための一連の儀式です。即位の礼の後に行われるのが、大嘗祭。五穀豊穣を祈る、一代に一度の儀式となっています。

 

即位の礼は、5つの儀式から成り立ちます。そのうち剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)と即位後朝見の儀は、2019年(令和元年)5月1日に皇居宮殿で行われました。そして2019年(令和元年)10月22日に予定されているのが、即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)と祝賀御列の儀です。また10月22日と25日・29日・31日には、饗宴の儀が行われます。ここまでが即位の礼です。5月1日と10月22日は、「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律」により、祝日扱いの休日と定められました。

 

その後2019年(令和元年)11月14日・15日には、大嘗祭の中心儀式となる大嘗宮の儀が行われる予定となっています。皇位継承に伴う儀式の全体像を把握すると、2つの祝日のつながりを感じることができるのではないでしょうか。

「即位礼正殿の儀」と「祝賀御列の儀」

「即位礼正殿の儀」と「祝賀御列の儀」

祝日となる2019年10月22日(火)に行われるのは、「即位礼正殿の儀」と「祝賀御列の儀」です。即位礼正殿の儀は、新しい天皇陛下がそのご即位を国の内外に宣明する儀式となっています。ほかの国における戴冠式にあたるもので、各国から元首や首脳なども参列します。

 

儀式が行われるのは、宮殿正殿の松の間。高御座・御帳台が設置され、御装束に身を包んだ天皇・皇后が昇られます。左右には諸皇族と三権の長が控える、という形になるようです。

 

式次第は、次の通りです。

 

1. 正殿松の間へ、三権の長、皇族、天皇、皇后の順に参入。
2. 天皇・皇后両陛下が高御座(たかみくら)、御帳台(みちょうだい)に昇られます。
3. 参列者が鉦(しょう・雅楽で使われる打楽器)の合図により起立。高御座、御帳台の帳が開けられます。
4. 参列者が鼓(つづみ)の合図により敬礼。
5. 内閣総理大臣が御前に参進。
6. 天皇陛下の「おことば」があります。
7. 内閣総理大臣が寿詞を述べます。
8. 内閣総理大臣が即位を祝して万歳を三唱し、参列者が唱和。自衛隊により、21発の礼砲がうたれます。
9. 内閣総理大臣が所定の位置に戻り、参列者が鉦の合図により着席。
10. 高御座、御帳台の帳が閉められます。
11. 天皇・皇后両陛下が高御座、御帳台から降りられます。
12. 天皇、皇后、皇族、三権の長の順に退出。

 

一方の祝賀御列の儀は、即位礼正殿の儀終了後に行われます。天皇・皇后両陛下が、皇居宮殿から赤坂御所までを、御料車でパレードする儀式です。

「祝賀御列の儀」のルート

「祝賀御列の儀」のルート

皇居から赤坂御所までのパレードについては、2019年5月21日に政府がルートを決定しています。ルートの全長は4.6キロメートル。オープンカーで、30分ほどかけて走行する予定です。天皇皇后両陛下が乗られる車両のほか、秋篠宮ご夫妻、首相・官房長官らを乗せた車両も列に加わります。

 

まず皇居・宮殿を出発します。二重橋前交差点を通って、桜田門、国会議事堂正門前、国立国会図書館前を通過。平河町交差点を経て、赤坂見附(あかさかみつけ)を通過、青山通りから赤坂御所に到着というルートです。

 

前回1990年11月に行われたパレードでは、約11万7,000人もの人々が沿道に集まったそうです。今回も大勢の人出が予想され、それに対応した警備態勢が敷かれることになるでしょう。

天皇即位に伴い注目された株価

天皇即位に伴い注目された株価

こうした国を挙げてのビッグイベントでは、株価など経済へのインパクトも大きくなります。新しい天皇陛下のご即位では、「新元号関連銘柄」に注目が集まりました。たとえば改元にともなって、カレンダーなど印刷関連企業で業績の改善が予想されました。野崎印刷紙業 <7919>といった銘柄が挙げられています。

 

また新元号では「あやかり婚」の増加が見込まれ、ブライダル関連株も注目されたようです。テイクアンドギヴ・ニーズ <4331>やワタベウェディング <4696>などが該当します。

 

実際の株価チャートを見ると、改元が実際に行われるタイミングで上昇するというわけでもないようです。もちろん株価には改元だけでなく、内外の経済状況も影響します。5年ほどの期間で確認すると、改元の2~3年前から値動きがあったようにも見えます。

 

2016年8月8日には、「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」が公開されました。報道では、陛下が生前退位の意思を表明されたものとしています。また2017年12月8日には、天皇陛下(現・上皇陛下)のご退位を2019年4月30日とする政令が閣議決定されています。こうした情報が出たタイミングとチャートを見比べると、値動きに影響があったと推測できる部分があるかもしれません。

 

最近ではカレンダーや書類など、令和の文字を見かける機会が増えてきました。改元の実感が定着しつつあるように思われます。これからは、令和の銘が入った硬貨も出回ります。祝日となる10月22日(火)のパレードを、楽しみに待ちましょう。

  • 著者:黒川ヤスヒトさん

    証券会社でリテール営業を経験し、AFP資格を取得。
    現在ライターとして、パーソナルファイナンスに関する情報の発信を手がけています。
    関心分野は、ライフプランに関する意識調査や最新の金融商品・サービスなど。


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