台風や地震で停電したらどうする?復旧時の「通電火災」にも注意!

更新日:2019/12/11

日本は、台風や地震などの自然災害に多く見舞われる国です。この国で暮らしていく以上、いざというときの準備は十分に整えておくべきだといえるでしょう。特に、電気、ガス、水道といったライフラインに対する備えは大切です。ここでは、停電時の対応の仕方や万が一の場合の対処法についてご紹介します。

台風や地震で停電したらどうする?復旧時の「通電火災」にも注意!

急な停電!そんなときどうする?

急な停電!そんなときどうする?

急な停電が起こったときに取るべき行動は、昼か夜かで変わってきます。

夜であれば、安全のためにもまずは光源を用意しなければいけません。懐中電灯やランタンを常備してあるのであれば、そこから点けることを始めましょう。ろうそくは、倒れると火災に繋がるため、地震による停電のときは厳禁です。また、台風やその他の原因の停電であっても、光源が乏しい中では誤って倒してしまう可能性がありますので、できるだけ避けましょう。

なお、懐中電灯は特定の場所を照らすには適していますが、部屋全体を明るくすることはできません。周囲を照らしたいときは、グラスに懐中電灯を立てて上からビニール袋をかぶせると、簡易ランタンにすることができます。

停電が昼間の場合は、夜までに復旧しない場合に備えた準備を進めます。懐中電灯やランタンを用意しておくと同時に、食べ物や飲み物など、必要になると思われるものをまとめておきましょう。ソーラー式の充電器などがある場合は、日光に当てておくと安心です。

反対に、停電になったときに避けるべきなのは、「冷凍庫や冷蔵庫の中身が駄目になってしまうことを心配して中身を確認する」という行為です。むやみに冷蔵庫や冷凍庫を開けると、冷気が逃げて庫内の温度が上がる原因になります。心配な気持ちはぐっと抑えて、開けずにおくのが正解です。

ただし、停電の長期化が見込まれる場合は、早い段階で冷蔵庫の中身を冷凍庫に移動させることで低温をキープする方法もあります。冷蔵庫の中身のうち、近いうちに消費する予定のものは保冷剤を入れたクーラーボックスなどに移動させ、それ以外のものを冷凍庫に入れましょう。その後は、冷凍庫を極力開けないようにします。

停電の対策として用意しておいたほうがよいもの

停電の対策として用意しておいたほうがよいもの

停電対策には、以下のようなものが有効です。

・ランタン(部屋全体を照らすのに役立ちます)
・懐中電灯(探し物をするときや一部を照らすのに役立ちます)
・電池
・モバイルバッテリー(電池やソーラー電池で充電できるものか常に充電してあるもの)
・手回しラジオ
・電池で動く小型扇風機(夏)やホッカイロ・毛布(冬)
・水(マンションでは停電時に断水することがあります)

そのほか、折りたたんで閉まっておける小型のソーラーパネルなども販売されています。停電時もできるだけ快適な生活をキープしたいのであれば、導入を検討してみてもよいでしょう。

停電が起こっているときに避難する際の注意点

停電が起こっているときに避難する際の注意点

停電しているときに避難する際、いくつか注意しなければいけないことがあります。安全を確保するために、注意点を知っておきましょう。

・夜間の避難は足元に注意
夜間に避難をするときは、家の中であっても階段を踏み外したり、転倒したりするリスクが高まります。停電時に自動点灯するライトなどをあらかじめ設置しておくか、進む先だけでなく、足元も照らしながら移動するよう心がけましょう。

・外では電線に注意
停電の原因はさまざまですが、地震や台風などが原因で地域一体が停電になっているときは、切れた電線が道に垂れ下がっていたり、電柱が折れていたりする可能性があります。このような電気設備に触れてしまうと、感電する可能性があるので十分注意しましょう。できるだけ近づかずに、遠くを通るようにしてください。

・ブレーカーを落としてから避難する
ブレーカーが落ちて停電した場合は問題ありませんが、そうでない場合は、家を空ける前にブレーカーを落としておきましょう。これは、将来停電が解消されたときに起こる通電火災を防ぐための工夫です。通電火災については、次の段落で詳しくご説明します。

停電後の復旧時に起こる「通電火災」

停電後の復旧時に起こる「通電火災」

停電後、通電した際に起こる火災を「通電火災」と呼びます。

「地震のときはコンロの火を消す」ということを意識している人は多くいると思いますが、実際には東日本大震災時の火災原因は半分以上が電気関係での出火でした(内閣府「大規模地震時の電気火災の発生抑制に関する検討会」による)。

通電火災は、停電していた家の電気が復旧するときに起こります。出火の原因には以下のようなことが挙げられます。

・通電時にコンセントに火花が散り、積もっていた埃に引火する
・地震などによって熱を発する電化製品の上に布や紙など可燃性のものが覆いかぶさり、通電後に発熱したことによって発火する
・地震などの影響でコードが破損したり、電化製品の過熱防止機構が壊れたりすることによるショートや発火

避難中、家を留守にしているときにこのような火災が起こると、誰にも気づかれずにどんどん火が大きくなる可能性があるので、家を空けるときは、特に火災に気を付けなければいけません。

もし、避難をする段階では停電になっていなかったとしても、その後停電になる可能性もあります。災害に見舞われて避難をするのであれば、ブレーカーは落としておいたほうがよいでしょう。
このように災害が起こってからではなく、起こってしまう前に対処法を学んでおくことは大事です。万が一に備え、楽天損保では様々な住まいの保険商品が用意されています。さらに保険料の支払いで楽天スーパーポイントも貯まるので、気になった方はチェックしてみると良いでしょう。

  • 著者:平林恵子さん

    人事労務関係の仕事からライターへ転身。
    経験を活かしてコラム執筆を行っています。
    2017年、見識を深めるためにFPの資格を取得しました。
    税金や給与計算などに詳しくない方にもわかりやすい解説を心がけています。


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