ねんきん定期便|スルー厳禁!自分が将来もらえる年金額とは

更新日:2020/01/15

65歳から毎月受け取ることができる年金。老後の生活に欠かせない制度であるにもかかわらず、将来どの程度年金がもらえるのか確認していない方もいるのではないでしょうか。保険料の支払額や将来の年金支給額は、「ねんきん定期便」で確認できます。ここでは、毎年自宅に届くねんきん定期便に書かれている内容や、年金制度の仕組みを紹介します。

ねんきん定期便|スルー厳禁!自分が将来もらえる年金額とは

ねんきん定期便っていつ届いて何が書いてあるの?

ねんきん定期便っていつ届いて何が書いてあるの?

現役世代には、毎年「ねんきん定期便」が届きますが、人によっては内容をよく確認していなかったり、ねんきん定期便の存在自体知らなかったりするかもしれません。ねんきん定期便を確認することは、将来の生活設計にも関わる大切な作業です。

・ねんきん定期便は毎年誕生月に届く
ねんきん定期便には、あなたがこれまで納めてきた年金額や、将来受け取ることができる想定額などが記載されています。老後の生活設計を始める上で、大切な資料です。

郵送時期は毎年誕生月で、現役世代の全員に届きます。これまで内容を確認していなかった方は、この機会にねんきん定期便を見てみましょう。

・50歳未満の方に届くねんきん定期便
ねんきん定期便は、年齢によって2種類の内容に分かれています。1つが50歳未満の方に届くねんきん定期便です。内容は、主に次の4項目です。

1. 照会番号
2. ねんきん定期便が届いた時点の国民・厚生年金加入期間
3. ねんきん定期便が届いた時点で納めた保険料
4. ねんきん定期便が届いた時点で計算された仮の年金支給額

年金加入期間は、国民年金と厚生年金の加入期間が別々に記載されているだけでなく、年金支給額も計算されています。また、これまでに支払った保険料も、国民年金と厚生年金、合計額の3つの金額を記載しています。

年金支給額は、あくまでこれまでに支払った保険料を基に計算されたもの。今後も保険料を支払っていくので、将来実際に受け取ることができる金額はこれよりも多くなります。

・50歳以上の方に届くねんきん定期便
50歳以上の方に届くねんきん定期便も、基本的には50歳未満の方に届くねんきん定期便と同じです。ただし、繰り上げ支給(65歳より前に年金を受け取る)を選択している方は、老齢厚生年金の予想支給額も追加記載されています。ちなみに変更手続きをしない場合は、65歳の年に年金支給されます。

おさらいしよう!年金制度の仕組み

おさらいしよう!年金制度の仕組み

まず、年金制度の仕組みをおさらいしましょう。公的年金は国が運営している制度で、2階建ての仕組みです。

・ベースとなる国民年金
公的年金制度には、国民年金と呼ばれる基礎年金が用意されています。日本に住んでいる20歳以上60歳未満の方は加入しなければいけません。また、未納の場合は未納分だけ減額されます。

国民年金の保険料は毎年変更され、2019年度は1カ月1万6,410円です。支払い方法は、口座振替と現金払いの2種類です。仕事や育児で忙しい方は、自動的に口座から引き落とされる口座振替を利用するのがよいでしょう。

・厚生年金
公的年金の2階部分とも表現される厚生年金は、雇用されている会社員もしくは公務員が加入しています。厚生年金に加入している人は第2号被保険者となります。自営業者や学生、主婦など会社員・公務員以外の方は加入できません。

支払い方法は国民年金と違い、毎月の給料からの天引きです。保険料は、給与とボーナスに保険料率をかけて計算するため、状況によって変動します。

・私的年金は民間企業が運営
年金には公的年金のほかに私的年金があります。私的年金とは、個人・企業が任意で加入できる年金で、個人型確定拠出年金(iDeCo)などが代表的です。また、企業が加入できる年金は、企業型確定拠出年金などです。

個人型確定拠出年金は、地方銀行や都市銀行、信用金庫や証券会社などで取り扱っています。取扱機関は、iDeCo公式サイト内の「運営管理機関一覧」で調べられます。
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スルー厳禁!ねんきん定期便の大事なところ

スルー厳禁!ねんきん定期便の大事なところ

多くの方はねんきん定期便をよく確認せず、片付けてしまっているのではないでしょうか。ねんきん定期便は、特に2つの重要な項目が記載されているので毎年確認しましょう。

・年金制度の加入期間を確認
1つは年金制度の加入期間の確認です。たとえば年金を受給するには、最低でも10年間の加入期間が必要です。

さらに厚生年金の加入期間が20年以上の場合は、配偶者または子どもに加給年金も加わります。加給年金とは、追加で支給される年金のことです。配偶者の加給年金額は22万4,500円~39万100円で、2人目までの子どもには22万4,500円、3人目以降には7万4,800円と定められています。

年金制度の加入期間を自分で計算し、ねんきん定期便とずれている場合は最寄りの自治体や企業に相談しましょう。

・年金額を確認
ねんきん定期便が届いたら、想定される年金支給額も確認しましょう。50歳未満の場合は、実際の金額とずれる可能性があるため、おおよその計算になります。しかし、老後のライフプランを設計する上で、欠かすことのできない情報です。

また、転職回数が多いだけでなく、都度年金手帳が発行されていた場合などは、記入漏れリスクも考えられます。記入漏れは、年金支給額にも関わる問題ですので、これまでに支払った保険料も確認することが大切です。

重要な情報が記されているねんきん定期便は年に1回必ず確認し、老後のライフプラン設計に活用しましょう。

  • 著者:菊地 祥さん

    専業ライターの菊地です。
    株式・投資信託8年目。
    もっとお金やライフプランについて知りたいと思い、2018年にFP技能士3級を取得しました。
    現在は2級取得を目指して勉強中です。
    お金に関するあらゆる専門知識を、分かりやすく説明します。


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