フリーランスとは?代表的な職種やフリーランスになるためにやるべきこと

更新日:2020/05/15

個人で営業から生産活動まで行うフリーランス。ビジネス書やニュースサイトなどでも、フリーランスとしての働き方や仕事内容がよく特集されています。これからフリーランスとして働きたい場合は、働き方を基本から知ることが大切です。ここではフリーランスに興味関心がある方へ向けて、フリーランスとしての仕事の仕方と、フリーランスになったときの手続きなどを紹介していきましょう。

フリーランスとは?代表的な職種やフリーランスになるためにやるべきこと

フリーランスとは?

フリーランスとは?

まずは、フリーランスの定義について解説します。

 

・フリーランスの定義

フリーランスとは、一般的に組織(会社・公的機関など)に属さず、個人で仕事を請け負って価値・技術を提供する人を指します。契約先から報酬を受け取る際の形式は、時給や成果報酬などさまざまです。

 

フリーランスの働き方は独立系と副業系に分けることができます。独立系は専業フリーランスのことで、副業系は会社員として働きつつ個人で仕事を請け負っているようなケースです。どちらにしても業務委託契約を交わした上で、知識や商品・技術・時間を提供します。

 

・フリーランスの語源

フリーランスの語源は、中世ヨーロッパに存在した傭兵組織と契約する個人の槍騎兵「free lancer」にあります。フリーランスのfreeには「契約を交わしていない」という意味があり、lanceは「槍」なのでlancerは「槍を持つ兵士」を意味しました。

 

フリーランサー(freelancer)という言葉は、時代が進むごとに少しずつ意味も変わり、「個人で仕事を請け負う人」を指す言葉として使用されるようになりました。フリーランサーの仕事スタイルがフリーランスです。

 

・フリーランスと似た言葉

フリーランスと似た言葉として、個人事業主や自営業などがあります。

 

自営業とは、個人で事業を立ち上げている事業者を幅広く定義したものです。個人事業主は、自営業のうち法人登記手続きをしていない事業者のみを指しています。つまりフリーランスと個人事業主は、同じ意味合いです。

 

●フリーランス:組織(法人など)に属さず商品や技術などを提供
●個人事業主:組織(法人など)に属さず商品や技術などを提供
●自営業:フリーランスまたは法人化したフリーランス

フリーランスの代表的な職種と仕事内容

フリーランスは、特定の職種を指す言葉ではありません。フリーランスとして活躍できる職種は多種多様です。

 

代表的な職種は、Webデザイナーやエンジニア、WebライターなどWebサイトと関係するものです。ほかにはカメラマンや作曲家・作詞家などクリエイティブ業界に多い傾向となっています。

 

●Webデザイナー:企業や個人からWebサイト制作の仕事を請け負い、illustratorなどのソフトを使用しHTMLなどのプログラミングとデザインを行う。

 

●エンジニア系:システム開発の仕事。全体の企画・設計から、指示通りのプログラミングまで、求められる仕事内容は異なる。

 

●ライター:取材して記事を執筆するタイプのライターもいれば、自身の専門知識や技術・経験・資料などからWebコンテンツを作成するWebライターもいる。紙媒体もあれば、Webメディアも。

フリーランスになるメリット・デメリット

フリーランスになるメリット・デメリット

ここからは、フリーランスになるメリット・デメリットを紹介します。

 

・フリーランスになるメリット

フリーランスになる主なメリットは、仕事をこなした分だけ収入を得られる点です。実力主義の世界なので、高い技術力を必要とする仕事を提供できる人ほど多くの収入を得ることができるということです。

 

また、育児中の家庭など、働く時間や場所に制限がある方にとって、自分の裁量で働き方を決められるというのは大きなメリットと言えます。

 

ほかにも以下のようなメリットがあります。


●好きな仕事に集中できる
●業種によっては働く場所を自由に決められる(コワーキングスペースや自宅など)
●定年退職がないので、60歳以降も自分の裁量で仕事を続けられる

 

・フリーランスになるデメリット

一方フリーランスになると、収入が不安定になったり、社会保障費の負担が増したり、会社員時代よりも働く時間が増えたりする可能性があります。

 

フリーランスは、自ら営業活動をして契約を取らなければ収入につながりません。しかも短中期の契約も多いため、常に収入の変動にさらされます。

 

さらに事務作業・確定申告・営業活動といった作業も必要のため、工夫しなければ働く時間が増えてしまう点にも注意しましょう。

フリーランスになる前にやっておくべきこと

フリーランスになる前にやっておくべきこと

フリーランスとしての働き方に関心がある方は、リスク回避という点で以下の準備をしておきましょう。

 

●事業計画の作成と営業方法や自身のスキルの確認
●スキルを磨いておく
●エージェントサービスやクラウドソーシングのサイトに登録しておく

 

ポイントは資金・技術・営業先です。クラウドソーシングサイトに登録しておくと、特別なコネクション等がなくても取引先を見つけやすくなります。そのためにも、自分の強みやスキルを再確認しておきましょう。

フリーランスになったら必要な4つの手続き

フリーランスになったら必要な4つの手続き

ここではフリーランスとして働くために必要な、4つの手続きを紹介します。

 

・国民年金

会社を退職し、フリーランスになる場合は厚生年金から国民年金への切り替え手続きが必要です。国民年金への切り替えは最寄りの市区町村役場へ、離職票や年金手帳などを持参し手続きします。現在主婦として生活していて、当面大きな収入を得る予定がない場合は、今すぐ手続きする必要はありません。

 

・健康保険

会社員として働いていた場合は、会社の健康保険組合などから国民健康保険へ切り替えます。希望すれば、退職後も会社員時代の健康保険を2年間継続できますが、健康保険料は全額自己負担となります。退職前に毎月の負担額を計算し直しましょう。

 

・開業届

フリーランスとは個人事業主と同じですので、開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)を事業開始から1カ月以内に税務署へ提出します。届出書類は国税庁のHPからダウンロードできるので、忙しい方も自宅で準備できます。

 

・青色申告承認申請書

青色申告承認申請書とは、確定申告を青色申告へ切り替えるために必要な申請手続きです。白色申告よりも控除額が大きく(65万円)なります。申請書は国税庁のHPからダウンロードできます。提出期限は事業開始から2カ月以内と定められているので、早めに作成・提出しましょう。

 

フリーランスは、育児などでフルタイムが難しい女性にも、柔軟に働ける働き方です。ただし、フリーランスは社会的信用度(各種審査など)が低い業態であることを忘れてはなりません。クレジットカードや住宅ローンなど、審査の必要な手続きは会社に勤めているうちに済ませておくことをおすすめします。

 

楽天カードは年会費無料でセキュリティ対策がしっかりした、使いやすく信頼性も高いクレジットカードです。また、楽天銀行の住宅ローンは、1%未満の低金利で固定特約付き変動金利プランやフラット35などを選択できますよ。

  • 著者:菊地 祥さん

    専業ライターの菊地です。
    株式・投資信託8年目。
    もっとお金やライフプランについて知りたいと思い、2018年にFP技能士3級を取得しました。
    現在は2級取得を目指して勉強中です。
    お金に関するあらゆる専門知識を、分かりやすく説明します。


この記事をチェックした人にはコチラ!

LINE友だち追加

関連記事