クリックポストの配達日数はどのくらい?追跡サービスや実際の利用者の声も紹介
更新日:2020/05/26フリマアプリなどで個人間の取り引きが増えると、配送手段をどう選ぶか悩むことがあります。たくさんの荷物を送ると料金が気になるでしょう。またあまり配達が遅ければ、取り引きでの信用にかかわるかもしれません。郵便や宅配には数多くのサービスが提供されているので、料金・スピードなどを比較して選ぶことになります。ここでは日本郵便のクリックポストについて、実際の利用者の声も確認しながら、配達のスピードを中心に使い方を見ていきたいと思います。

クリックポストとは?

クリックポストは、日本郵便が提供する運送サービス。運賃は、2020年4月1日に改訂され、全国一律198円(税込)となっています。フリマアプリやオークションでの商品発送手段として便利なサービスです。発送できる荷物のサイズは、長さ14cm~34cm、幅9cm~25cm、厚さ3cm以内、重さ1㎏以内となっています。発送は郵便局だけでなく、近くの郵便ポストからも可能。発送した荷物は、届け先の郵便受けに配達されます。クリックポストでは、追跡サービスで配送状況を確認できるのも特徴です。
クリックポストには、ほかに2つの特徴があります。ひとつは決済をクレジットカードで行うこと、もうひとつはラベルをプリンターなどで印刷して荷物に貼り付けることです。クリックポストを利用する際は、専用サイトに荷物情報を入力し、Yahoo!ウォレット又はAmazon Payでの支払手続きをします。そしてPDF形式で出力されるラベルをプリンターなどで印刷し、荷物に貼り付けます。荷物に長さ14cm、幅9cmといった下限があるのは、ラベルを張るスペースが必要だからです。あとは荷物をポストに投函するだけとなります。
クリックポストの配達日数はどのくらい?

運送サービスで気になるのは、発送してから配達されるまでの日数。クリックポストの場合どれくらいかかるのか、実際に利用した人たちの口コミ情報も参考に確認します。
・公式サイトでは「翌日から翌々日にお届け」
クリックポストの公式サイトを見ると、「おおむね差出日の翌日から翌々日にお届け」という記述があります。しかしポストに投函した場合は、ポストから荷物を集配局まで運び、引き受けるまでのタイムラグが生じるため、必ずしもこの通りにはいきません。ポストには何時に回収に来るのか表示してあるので、チェックしておくとよいでしょう。
実際のケースでは、普通郵便では投函の翌日に届くところ、クリックポストだと翌々日に届いたという声が見られました。利用経験者の感覚では、普通郵便でかかる時間に、1日プラスするくらいの日数がかかるようです。
・遠隔地の場合、時間がかかる?
公式サイトでは「お届け先が遠方の場合、離島等の一部地域の場合等は更に数日要する場合があります」と説明されています。やはり遠方の場合は、翌日・翌々日とはいかないようです。たとえば福岡から東京だと3日後に、同じく福岡から北海道だと4日後に荷物が到着したという報告を、ネットで見つけることができます。日本郵便の公式サイトには「お届け日数を調べる」というページがありますが、ここで出てくる数字よりも1日~2日多めに見ておくことが必要なようです。
茨城県からクリックポストを使ってフリマの荷物を発送している、という方の集計結果では、沖縄県までだと到着まで6日かかるとされています。空輸ではなく、陸送と船便で運ばれることが理由となっているようです。とくに船便の場合は天候の影響も受けやすいと考えられます。
・日曜・祝日にも配達される?
クリックポストは、日曜や祝日にも配達があります。普通郵便やスマートレター、ゆうメールといったものは、平日と土曜しか配達がありません。日曜・祝日の配達で、普通郵便よりも遅くなるというデメリットを挽回できるケースもあるようです。日曜日や祝日にも配達されるサービスとしては、クリックポストのほかに、レターパックプラスやレターパックライトなどがあります。
・実際利用した人の声は?
ネット上ではフリマアプリのヘビーユーザーなど、実際に利用した人の口コミを確認することができます。届け先が近い場合では、翌日・翌々日に届くことが多く、遅いケースでも普通郵便でかかる日数に1日プラスするのが目安となっているようです。届け先が比較的遠いと、3日から4日かかったという声が増えます。とくに沖縄などでは6日ほど必要となるようです。フリマアプリでの取り引き相手に、商品が届くまでにかかる日数の目安を伝えるのに役立つでしょう。
クリックポストには追跡サービスがある!

クリックポストで発送した荷物については、郵便追跡サービスが利用可能です。郵便局のサイトで荷物の「お問い合わせ番号」を入力し、「追跡スタート」をクリックすると結果が表示されます。確認できるのは荷物を引き受けた郵便局とその日時、届け先の郵便局とそこに到着した日時、そして「お届け先にお届け済み」の状態になった日時です。
「お問い合わせ番号」をフリマアプリの取り引き相手に伝えることで、お互いに荷物の状態が確認できるようになります。取り引きの安心感をより高めることができるでしょう。
このようにクリックポストは、遠方に送る場合には時間がかかるというデメリットもありますが、日曜・祝日の配送があったり追跡サービスが利用できたりというメリットもあります。ラベルを印刷して荷物に貼るというのも、大量の荷物を送るには便利な特徴となっています。
またクリックポストでは、クレジットカードが決済手段で利用できます。キャッシュレス化のひとつといえるでしょう。郵便局のキャッシュレス化といえば、2020年2月からは、楽天ペイメントが運営するスマホアプリ決済サービスの「楽天ペイ(アプリ決済)」が、郵便局の郵便窓口で利用可能となっています。郵便局の利用が多い方などは、楽天ペイの決済でポイントを貯める機会が増えるでしょう。詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。
参考サイト
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著者:黒川ヤスヒトさん
証券会社でリテール営業を経験し、AFP資格を取得。
現在ライターとして、パーソナルファイナンスに関する情報の発信を手がけています。
関心分野は、ライフプランに関する意識調査や最新の金融商品・サービスなど。
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