なぜ銀行の営業時間は午後3時までが多い?銀行員が3時以降にしていること

更新日:2020/06/22

「銀行に行こうと思っていたのに、3時過ぎちゃった!」という経験をしたことがある人もいるでしょう。「銀行の営業時間は午後3時まで」というのは、多くの人の共通認識だと思います。一体どうして銀行は午後3時までの営業が多いのでしょうか?銀行の営業時間の理由や、営業を終えた後の銀行で何が行われているのかをご説明します。

なぜ銀行の営業時間は午後3時までが多い?銀行員が3時以降にしていること

主な銀行の営業時間は?

主な銀行の営業時間は?

一般的な都市銀行や地方銀行では、多くの場合、窓口の営業時間が午前9時から午後3時までの営業となっています。これは、銀行の営業時間が銀行法という法律で決められているからです。

ただし、これは絶対的な規則ではなく、都合によっては延長する場合もあります。そのため、りそな銀行や新生銀行などは、差別化を図るために、営業時間を午後5時まで営業を行っていますし、多くの銀行が一部の店舗で土日に営業しています。

ゆうちょ銀行も営業時間が長い銀行です。ゆうちょ銀行の窓口営業時間は、店舗により大きく異なりますが、場所によっては午後6時まで営業しているところもあります(2020年5月現在、新型コロナウイルス感染防止のため、一部の店舗で窓口の営業時間が短縮されています)。

とはいえ、午後3時以降も営業を行っているのはごく一部の銀行のみですから、基本的に「銀行窓口は午後3時まで」と覚えておくのがよいでしょう。

なお、これはあくまでも窓口の営業時間です。ATMについては、午後3時以降も営業している店舗がほとんどです。銀行ATMは、多くの場合、夕方6時まで手数料無料で利用できます。それ以降は時間外手数料がかかりますが、利用すること自体は可能です。また、条件を満たすことでATMの時間外手数料を無料にする銀行も多くあります。


反対に、午後3時までしか手続きができないものは、窓口での入出金や振込、口座開設、住所変更手続きなどです。とはいえ、入出金や振込はATMでもできますし、住所変更も無人機で手続きができる銀行もあります。口座開設も、自宅からインターネットを通じて行うことができるなど、銀行窓口でしかできない手続きはどんどん減ってきているといえるでしょう。

資産運用の相談や住宅ローンの相談など、どうしても直接会って話し合わなければ難しいものもありますが、このような相談については、土日や午後3時以降も受け付けている銀行がいくつもあります。

銀行が閉まった後の銀行員は何をしている?

銀行が閉まった後の銀行員は何をしている?

銀行を午後3時で閉めた後の銀行員は、その日の取引の集計や、現金に誤算がないかの確認などを行います。たとえば、顧客から「100円を預かった」という履歴がある場合、現金が100円増えていなければ、問題が生じてしまうので、このようなずれがないよう、1日の取引の収支をしっかり付け合わせるのが銀行員の仕事です。

銀行では、毎日多額のお金が動きます。そのため、金額を合わせるといっても、簡単なことではありません。1円でも合計が合わなければ帰宅できないため、銀行員は午後3時以降も忙しく働いているのです。

また、お客さんから預かった伝票や各種申し込み用紙等のとりまとめや、現金・小切手類の輸送といった仕事もあります。銀行では、預かったお金をその場に置いておくわけではないのです。

とはいえ、銀行の仕事も自動化が進んでいるため、いつ、どこで違いが生じてしまったのかを照合する作業もかなり効率的になってきています。すべての業務の履歴を追うことができるので、夜遅くまで現金が合わずに計算を続けることは、現在ではそれ程ありません。

時間を気にせず銀行サービスを利用したいならネット銀行がおすすめ

時間を気にせず銀行サービスを利用したいならネット銀行がおすすめ

普通に働いている社会人で、銀行口座を持っていない人はまずいないでしょう。銀行は、生活になくてはならないサービスです。

しかし、平日の午前9時から午後3時までという営業時間では、一般的な会社員が銀行の窓口に行くためには、休暇を取らなければいけないということになってしまいます。また、ATMは午後6時までに引き出せば手数料がかかりませんが、午後6時が定時の会社に勤めている場合は時間内に利用することができません。

このような問題を解決するためには、ネット銀行の活用が便利です。ネット銀行には、そもそも実店舗がありませんから、窓口営業時間というものは存在していません。すべての取引がインターネット上で行われるので、基本的に時間を気にせず、いつでも、思い立ったときに取引を行うことができます。

さらに、ネット銀行には、手数料が安いというメリットもあります。これは、店舗を構えていないので人件費や店舗家賃といったコストを削減できるためです。たとえば、楽天銀行では、残高や取引回数等に応じて最大7回までATM手数料無料で引出を行うことができます。同様に、他行への振込手数料も最大3回まで無料で、利用状況に応じて楽天ポイントを貯めることも可能です。

これから銀行口座を開設するのであれば、時間を気にせず、お得に利用できるネット銀行を検討してみてはいかがでしょうか。

  • 著者:平林恵子さん

    人事労務関係の仕事からライターへ転身。
    経験を活かしてコラム執筆を行っています。
    2017年、見識を深めるためにFPの資格を取得しました。
    税金や給与計算などに詳しくない方にもわかりやすい解説を心がけています。


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