ユーロの外貨預金でおすすめの銀行はどこ?金利を徹底比較

更新日:2020/07/01

EU(欧州連合)諸国の通貨ユーロ。外貨預金を始めるのであれば、ユーロも選択肢に加えたいところです。しかし、外貨預金には為替リスクや為替手数料など、円建ての普通預金や定期預金にはない注意点があります。よく仕組みを理解したうえで始めましょう。ここではユーロの特徴や外貨預金の仕組み、為替レートの特徴や外貨預金におすすめの銀行と金利を紹介しましょう。

ユーロの外貨預金でおすすめの銀行はどこ?金利を徹底比較

ユーロの特徴

ユーロの特徴

まずは、国際通貨ユーロの主な特徴をわかりやすく紹介します。

・ECB(欧州中央銀行)が発行管理している通貨

ユーロは、1993年に発足したEU(欧州連合)の通貨です。EUは通貨統合のためにECB(欧州中央銀行)を設立し、通貨発行権のみならず金融政策の権利もECBに委ねました。ユーロはこのECBが1999年1月から発行している通貨で、2002年から多くのEU加盟国の通貨となっています。

ユーロを導入しているのはEU加盟国27国中の19国。EU非加盟国でも、例えばモンテネグロのようにユーロを通貨としている国もあります。

・ユーロは世界2位の取引量でドルと強い関係性がある

ユーロは、2020年現在、世界2位の取引量を誇る流動性の高い通貨で、各国中央銀行が保有する外貨準備の対象にもなっています。外貨準備とは為替相場の急激な変化に対応することを主たる目的として保有しておく外貨のことです。

さらにユーロの取引は、ユーロ/ドルの通貨ペアが特に多く、ドルの動きに影響を受けやすい側面もあります。例えばドルが売られると、ユーロの購入量が増え「ユーロ高」へ変化します。反対にドルが買われる状況になると、ユーロを売ってドルを買う「ユーロ安」の傾向です。

・取引は欧州時間を基準に活発化

ユーロは東京時間よりも、欧州時間を基準に取引される傾向があります。また、通貨ペアによっても取引量と時間の関係は変わります。

ユーロ/円の場合は東京時間に取引される傾向もありますが、ユーロ/ドルは欧州時間に沿って取引されやすい傾向です。

欧州時間は日本の夕方から夜にあたります。

●東京時間:9時~17時。午前から正午にかけて取引量が増える傾向
●欧州時間(夏時間):16時~24時。21時頃は取引量が増える傾向
●欧州時間(冬時間):17時~翌1時。
※すべて日本時間

外貨預金の仕組みと為替レート

外貨預金の仕組みと為替レート

続いては外貨預金の仕組み、為替レートの特徴について紹介します。

・外貨預金は円を外貨に替えて預金すること

外貨預金とは、円を外貨に替えて預金する商品のことです。銀行では、一般的に以下のような外貨預金型商品を取り扱っています。

外貨普通預金:いつでも引き出しや預け入れができる、定期預金よりは低めの金利
外貨定期預金:満期日になるまで自由に引き出すことはできない、金利は高め

円を外貨に替える点は円預金と異なりますが、預け入れや引き出しの手続きに大きな違いはありません。

・為替レートによって価値が変化する

外貨預金で取り扱っている外貨の多くは、円預金よりも高い金利設定です。そのため、利息を増やして効率よく資金を貯めていくことができます。

ただし、為替レートの変化には注意が必要です。為替レートとは、1ドル100円、1ユーロ100円といった、通貨同士の交換比率のことです。為替レートは常に変化しているため、外貨預金額も円に換算すると日々変動しています。

例)1ユーロ100円と仮定

●10万円をユーロの外貨普通預金として預け入れ:預金額1,000ユーロ
●1ユーロ90円に下落:預金額900ユーロ
●1ユーロ110円に上昇:預金額1,100ユーロ

このように外貨預金では、預け入れたときよりも円安になればなるほど、円に換算した預金額が増えていくのです。

おすすめの銀行と金利を比較

おすすめの銀行と金利を比較

最後に、ユーロの外貨預金にもおすすめの銀行と金利を比較紹介していきます。

・外貨普通預金の金利と手数料

まずは、ユーロ円の外貨普通預金金利ですが、多くの銀行では、外貨普通預金の金利を低めに設定しています。そのため普通預金と大きくは変わりません。具体的な金利と為替手数料は次の通りです。(2020年6月時点)

●楽天銀行:0.01%、1ユーロあたり0.25円の為替手数料

●住信SBIネット銀行:0.001%、1ユーロあたり0.13円の為替手数料

●三菱UFJ銀行:0.001%、1ユーロあたり0.25円の為替手数料

●東京スター銀行:0.01%、1ユーロあたり0.5円の為替手数料(インターネット経由の場合)

●GMOあおぞらネット銀行:0.001%、1ユーロあたり0.1円の為替手数料

※金利および手数料は各公式サイトの目安を参考、実際は変動する

為替手数料とは、預け入れ・引き出しの際にかかる手数料で、銀行によって変わります。金利の高さや手数料から検討する場合は、楽天銀行がおすすめです。最も手数料の安い銀行ではありませんが、金利とのバランスという点で優れています。

・外貨定期預金の金利と手数料

外貨預金には満期を設定する定期預金もあります。外貨普通預金よりも金利が高く、固定金利という点も大きな特徴です。引き出す予定のない預金がある方は、外貨定期預金も検討してみましょう。

各行の金利と為替手数料を掲げます。(2020年6月時点)

●楽天銀行:0.02%~4%(預け入れ期間によって変わる)、1ユーロあたり0.25円の為替手数料

●住信SBIネット銀行:0.001%、1ユーロあたり0.13円の為替手数料

●三菱UFJ銀行(ホット定期):0.001%、1ユーロあたり0.25円の為替手数料(インターネット経由の場合)

●東京スター銀行(スターワン外貨定期預金):0.03%、1ユーロあたり0.5円の為替手数料(インターネット経由の場合)

●GMOあおぞらネット銀行:なし

外貨定期預金の固定金利を重視する場合、楽天銀行がおすすめ。また、楽天銀行は預け入れ期間7日で金利4%、14日2%と短期間のほうが高金利です。

ユーロの外貨預金を始めるときは、まず為替レートと為替手数料・金利の3点を覚えておきましょう。外貨預金は利息だけでなく、為替レートで利益を得ることも可能です。しかし、為替レートの状況によっては外貨預金が減少することもあるので、元本保証リスクも理解した上で判断しましょう。

  • 著者:菊地 祥さん

    専業ライターの菊地です。
    株式・投資信託8年目。
    もっとお金やライフプランについて知りたいと思い、2018年にFP技能士3級を取得しました。
    現在は2級取得を目指して勉強中です。
    お金に関するあらゆる専門知識を、分かりやすく説明します。


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