コロナショックで株価暴落。この状況下を切り抜ける投資術とは?

更新日:2020/08/05

日本国内の新型コロナウイルスの感染拡大は、2020年2月頃に始まりました。それを受け、株式市場は3月19日頃まで下落傾向が続きました。ここでは、コロナショックと株式市場の動き、そして下落相場で損失を出さないための考え方などを紹介しましょう。

コロナショックで株価暴落。この状況下を切り抜ける投資術とは?

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける株式市場

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける株式市場

最初に、新型コロナウイルスの感染拡大によって株式市場がどのような影響を受けたのか、感染拡大初期から2020年7月現在までを振り返ります。

 

・2020年2月から3月末までの株式市場は下落傾向

国内の株式市場は、2020年1月から2月21日頃まで横ばい傾向が続いていましたが、2月25日頃から、新型コロナウイルスの感染拡大によるリスク回避的な売りによって、急落します。

 

2月25日の日経平均株価終値は、前週の金曜日から781.33円も下落しました。そして、それ以降、3月19日まで毎日安値を更新していきます。3月19日に、一時1万6,358.19円を記録し、それが年初来安値(今年の最安値)となりました。

 

当初は楽観的なムードもありましたが、各国のロックダウンによるサプライチェーンへの影響懸念と国内の新型コロナウイルス感染拡大の不安から、業種を問わず下落しています。

 

・2020年3月23日から6月末までの株式市場は緩やかな回復傾向

3月23日から数日は株価反発と緩やかな回復傾向が続いた期間となります。3月24日の日経平均株価は3月23日の流れを受け、一時1万8,100.39円を記録しました。各国の金融緩和政策や日銀の買い支えなどが要因と考えられます。

 

その後は、新型コロナウイルスの感染が拡大し、3月24日に東京オリンピック延期が発表されたものの、方向感の薄い相場が続きます。

 

日本の株式市場が再び上昇傾向へ変わるきっかけとなったのが、4月7日に発令された緊急事態宣言です。政府の方向性が明確になったことで、買い圧力の強い状態となりました。上昇傾向は6月末まで続き、一時的な調整の売りが入るも、全体としては落ち着いた相場となりました。

 

・2020年7月14日までの株式市場は横ばいが続く

7月1日から7月14日までの株式市場は、特に大きな動きもなく2万2,000円台前後で推移しています。

 

7月14日の日経平均株価は終値2万2,587.01円を記録し、前日比-197.73円となりました。安定はしているものの、7月に入り東京都の感染者数が100人を超えるなど、再び休業要請を行う自治体も出ており、今後の株式市場にとっても要注意の状況になりつつあります。

株価下落により投資家たちが取った行動

株価下落により投資家たちが取った行動

新型コロナウイルスによる株価下落時に、個人投資家たちは各々のルールに沿って淡々と決済注文や積立投資の増加、保有株の売却などをしていきました。ただし、投資家によって新型コロナウイルスによる株価下落の捉え方は、大きく異なっています。

 

例えば一時的なパニック売りと捉えて、方針を変えずに購入を続けたり、積立投資を増やしたりする人もいました。

 

逆に、新型コロナウイルスによる株価下落を特殊な状況と捉えて、それまで保有していた銘柄を確定売りし、急落後の反発狙いで短期売買を行うケースもありました。

 

投資方針の違いは、投資家によって異なるのはもちろん、専業か兼業かというような立場による面もあります。コロナショックの中、それぞれの投資家がどのように考えて、どう判断したかを知ることは今後の投資のためのよい参考になるでしょう。

この状況下でも損失を出さない投資術

この状況下でも損失を出さない投資術

最後に、新型コロナウイルスによる株価下落のような変動の大きい相場で、損失を出さないための考え方を紹介します。

 

・投資スタンスを感情で変えない

新型コロナウイルスによる休業要請や不要不急の外出を控える要請など、あらゆる事象がこれまでにない状況です。さらに自粛による経済活動低下と株価下落も、個人投資家にとって不安材料になります。

 

しかし現在の株価は、市場参加者(機関投資家や個人投資家)による将来の予測を表したものであり、現在想像できるあらゆる可能性を織り込んだ価格です。新型コロナウイルスによる株価の動きで右往左往するのではなく、いつもの投資ルールに従って、購入・積立・売却をしていきましょう。

 

・市場から退場しないよう早期の損切りも大切

大きな含み損を抱えて、資金を動かせない状況になると、新規の投資ができなくなります。しかも、塩漬け(含み損を放置した状態)期間が長くなるほど感情が入り、なかなか損失確定へ思い切れなくなります。

 

このようなことにならないよう、想定外の事態が起きたときは早期に損切りをするルールを最初に決めておきましょう。早めの損切りが、結果的に最もダメージを小さくすることは、多くの人が力説するポイントです。

 

また、経験則から分析できない相場では安易に仕掛けず、状況が変わるのを待つほうが良いというのも知っておくべき投資スタンスです。

 

コロナショックによる株価暴落は3月19日に底値を打ち、7月14日時点で2万2,000円台の横ばい傾向ですが、新型コロナウイルス再流行の可能性が残っている以上、今後の行方はわかりません。再び、株価暴落となっても財産を失わないように、損切りのルールを決めてから市場に参入するようにしましょう。

 

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  • 著者:菊地 祥さん

    専業ライターの菊地です。
    株式・投資信託8年目。
    もっとお金やライフプランについて知りたいと思い、2018年にFP技能士3級を取得しました。
    現在は2級取得を目指して勉強中です。
    お金に関するあらゆる専門知識を、分かりやすく説明します。


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