逆張りとは?株式投資が初めての方でも分かりやすく解説

更新日:2020/08/07

株価が大きく下落した場面で株を購入し、株価が上昇してから売却をすることを逆張りといい、株式投資の基本的なテクニックのひとつです。株式投資を始めるにあたって、逆張りの知識は不可欠です。その投資手法を紹介します。

逆張りとは?株式投資が初めての方でも分かりやすく解説

逆張りとは?

逆張りとは?

まず逆張りとは、どのような意味なのか説明します。

 

・相場の動きに逆らって売買を行うこと

株式投資など投資の世界で活用されている「逆張り」とは、相場の流れに逆らって売買する手法のこと。例えばある株の株価が大幅に下落したとします。株価下落中のある時点で、株価の下落が止まることを期待し、または短期間に下落しすぎたため反発すると予想して、株を購入するのが逆張りです。

 

相場の流れに沿って売買をしていく「順張り」と正反対の手法になります。

 

・ボックス相場でも有効

逆張りが有効な場面は主に下落局面ですが、ボックス相場でも同じように使われます。ボックス相場とは、ある価格帯で株価が上下している相場のことで、小幅な上昇と下落を繰り返している状態です。サポートライン(価格帯の最下部)付近まで下落したところで購入したり、レジスタンスライン(価格帯の最高部)付近まで上昇したところで売ったりするのが逆張りの応用になります。

 

ボックス相場では値動きが小幅なため、順張りをしても利益が出にくいことがあります。このような状況では、将来の株価の動きを見越して売買する逆張りのほうが適していると言えるでしょう。

メリット・デメリットとは

メリット・デメリットとは

逆張り投資のメリットとデメリットはどのようなものになるのでしょうか。

 

・順張りよりも割安で購入しやすい

逆張り投資のメリットは、順張り投資よりも割安で購入しやすい側面があることです。例えば株価100円の株式が、50円まで下落したとしましょう。逆張りをベースに取引する場合は、下落相場でも相場の転換や短期の戻り(株価上昇)を狙って、そのあたりで購入することがあります。結果的に底値付近で購入している可能性があります。

 

順張りをベースに取引する場合(現物取引の場合)は、上昇相場になるのを確認してから取引を始めるため、株式の取得価格は50円よりもはるかに高くなっているでしょう。

 

・さまざまな相場で取引ができる

逆張り投資は、小幅な上昇と下落を繰り返すボックス相場でも有効です。状況によっては、1日のうちに何度も小幅な上昇と下落を繰り返すボックス相場もあるので、逆張り投資とデイトレードを組み合わせた売買も可能です。

 

また、当面下落相場が続きそうな銘柄でも、逆張りで購入し利益を上げることができます。なぜなら下落している株でも、短期的には下げすぎを警戒して株価が上昇することがあるからです。逆張り手法では、そういうタイミングを狙って株を購入し、ある程度の利益が出たところで売却します。逆張りは、このように短中期的に利益を積み重ねていく投資手法だと言えます。

 

・下落リスクの高い状態で購入することになる

順張り投資は、株価の上昇気運を確認してから買い注文を入れる戦略です。そこからすぐに下落相場に転換するリスクはそれほど高くないでしょう。

 

それに比べて、逆張り投資ははるかにリスクの高い手法です。さまざまな分析から株価の反発が期待できると判断して買いを入れたとしても、購入後に引き続き下落するリスクは残ります。ダマシ(上昇・下落のサインが出ているにもかかわらず、サイン通りの動きにはならないこと)のサインで購入し、株価が短期的にも上昇することなく再度下落してしまうパターンも珍しくありません。

 

・損切りや売買タイミングが順張りよりも難しい

逆張り投資は、損切りや購入・売却のタイミングに関して、順張りより難しい点がネックとなります。

 

逆張り投資の場合は、株価が底値を打つタイミングを見つけなければなりませんが、それはそれほど簡単なことではありません。

 

また、仮に株価の急激な下落が市場で「行きすぎ」と見なされる局面を見抜き、安値での購入に成功したとしても、株価の上昇が限られていることもよくあることです。思ったほど株価が上昇せず、再び下落する局面に巻き込まれた場合の対応力が問われることになるでしょう。

逆張りと順張りはどちらが良いか

逆張りと順張りはどちらが良いか

では、逆張りと順張り、どちらのスタイルでトレードするのがより良いのでしょうか。この点について、2つの考え方を紹介します。

 

・自身の勝率や得意相場から判断してみる

まず、自身のトレードスタイルが、逆張りと順張りのどちらと相性がよいのか診断してみましょう。例えば、数カ月間、順張り投資と逆張り投資を続けてみて、どちらの手法で勝率が上がるのかデータを取ってみます。そして、逆張りのほうが明らかに勝率・利益が高いのであれば、逆張り投資を軸にしてみるのも選択肢になるでしょう。

 

・株式投資が初めての場合は順張り

逆張り投資にもいくつかメリットがあるものの、どこで上昇へ転換するのか、どの程度の上昇が見込めるのかという難しい判断を迫られます。

 

一方、順張り投資は、中長期的に同じ方向に動いている相場で売買するので、状況の分析もしやすいでしょう。株式投資初心者や仕事・家事・育児で忙しい女性には、より長いスパンで取引ができる順張り投資から実践してみることをおすすめします。

 

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  • 著者:菊地 祥さん

    専業ライターの菊地です。
    株式・投資信託8年目。
    もっとお金やライフプランについて知りたいと思い、2018年にFP技能士3級を取得しました。
    現在は2級取得を目指して勉強中です。
    お金に関するあらゆる専門知識を、分かりやすく説明します。


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