「子供のいない人生」とは、メリット・デメリットや後悔しない生き方を考えてみる

更新日:2020/08/28

社会問題として取り上げられるようになって久しい少子化問題ですが、2019年の厚生労働省「人口動態統計」によると、1人の女性が生涯に生む子供の数にあたる合計特殊出生率は1.36人となり、4年連続の低下で2007年以来の低水準となっています。 子育てと仕事の両立を後押しする社会の仕組みづくりを求める声が多い一方で、「子供のいない人生」を送る人は決して少なくありません。そのメリット・デメリットや、後悔しない生き方を考えてみたいと思います。

「子供のいない人生」とは、メリット・デメリットや後悔しない生き方を考えてみる

子供のいない人生を送る女性はどのくらいいる?

子供のいない人生を送るとすれば、生涯結婚をしないか、あるいは結婚しても子供を持たないか、どちらかのケースでしょう。

 

まず、2015年の国勢調査によると、女性の50歳時の未婚割合は14.1%です。さらに、2015年に実施された国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向調査」によると、結婚期間が15年から19年の夫婦において、子供のいない夫婦の割合は6.2%です。同じく2015年の厚生労働省「人口動態統計」によると、女性の平均初婚年齢は29.4歳ですので、50歳を超えてから子供を持つ確率は統計上無視できる程度だと考えられます。

 

つまり、14.1%+6.2%=20.3%が結婚しないか、結婚をしても子供を持たない割合です。実際には結婚をせずに子供を持つ、いわゆるシングルマザーのケース(約2%)もありますが、およそ5人に1人が子供のいない人生を送る女性と推定されます。

「子供がいない」その理由は?

「子供がいない」その理由は?

養子を迎えるケースを除くと、結婚はしたが子供がいない理由は、おおむね以下の3つに分けることができるでしょう。

・子供を持たないことをあえて選択した場合

・いずれ子供を持とうと考えていたが、仕事等を優先しているうちに、結果的に時期を逸してしまい子供を持てなかった場合

・子供を持ちたいとは思っていたが、健康上の理由いわゆる不妊が原因で結局子供を持てなかった場合

子供がいない人生のメリット

子供がいない人生のメリット

子供がいない人生のメリットは、一言で言えば「自由」でしょう。子育てにかかる費用や時間は大きく異なりますが、いずれにしても1人では何もできない赤ちゃんの状態から育てて社会に送り出すまでにかかる労力は並大抵のものではありません。

 

仕事でも趣味でも、子供のことを心配せずにめいっぱい打ち込めるのは、独身女性や子供のいない夫婦でしか経験できない過ごし方だと言えます。

子供がいない人生のデメリット

自分でやりたいことがたくさんあり、毎日を順風満帆に過ごしているときは、子供がいないことはそれほど気にならないかもしれません。周囲の友人にも独身が多く旅行や遊びに忙しい20代、仕事が波に乗っている30代、そして趣味が人生の幅を広げていく40代、と楽しみ方は様々です。

 

子供がいない人生のデメリットに気づくのは、もう少し後になってからでしょう。そしてそのデメリットとは、一言で言えば「有事の備えができていない」という不安に尽きます。

 

もちろん子供は保険ではありませんが、いざというときに頼れるのが自分よりもさらに弱っている老親だったり、普段疎遠になっている兄弟だったり、子供を持っている友人だったり、だけでは心許ないと言えます。加齢とともに身体が衰えていくとき、急な病気や事故に見舞われたとき、老後介護の必要性が感じられるようになったときに、そのことを痛感するに違いありません。

 

子供がいたとしても、子供が必ず老後の面倒をみてくれるとは限らず、結局老後を夫婦だけ、あるいは1人で過ごすことになる人もいます。そういう人たちでも、子供がいない夫婦と比べれば、はるかに不安は少ないでしょう。子供がいるのといないのとでは、年を取ってからの心持ちがまったく違う可能性があります。

子供がいない人生でも幸せ!な人の考え方

子育てが毎日楽しくて仕方ない、という人は非常に少ないはずです。仕事場でも家庭でも思い通りにならないことばかりで、ストレスを抱えこんでしまう人のほうが圧倒的に多いでしょう。

 

くたびれた自分の姿に絶望するようなことは、子供のいない人には無縁です。独身であれば年を重ねても恋愛を続けられますし、結婚していてもいつまでもお互いに若さを保ったパートナーは良いものです。子供に限りませんが、自分にないものに目を向けるよりも、自分にあるものを大切にしよう、という考え方が幸せにつながると思います。

子供がいない人生は後悔するのか

子供がいない人生は後悔するのか

様々な事情で子供がいない人生を送っていると、周囲からのプレッシャーを感じて、不安に思ったり後悔したりすることがあるかもしれません。しかし、人生は一度きりですし、子供のいる人生を送る人には、子供のいない人生の楽しみは味わえないと考えることもできます。

 

子供がいないことで出てくる余裕を前向きに捉え、例えば金銭的余裕を自身の健康維持や老後の貯蓄に回してはいかがでしょうか。

 

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参考サイト

国立社会保障・人口問題研究所|「出生動向調査」2015年
http://www.ipss.go.jp/site-ad/index_Japanese/shussho-index.html
2020.8.27


厚生労働省|「人口動態統計」2019年 
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html
2020.8.27

  • 著者:かずさん

    FP2級保有。投資歴は約10年。国内現物株、投資信託、債券、金等へ幅広く投資。家計管理は月1回、資産状況と支出一覧を更新するシンプルなやり方を実践。
    クレジットカードやキャッシュレス決済に関する情報も積極的に収集。


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