お金持ちになる方法が知りたい人のための、お金を増やす最初の一歩
更新日:2020/08/31お金の心配をすることなく、欲しいものを買ったり、旅行に行ったりしてみたいと思う方は多いと思います。お金を増やすためには、働いたり、節約したりする以外にも「育てる」という方法があることを知っていますか?お金はどうやって育てていくのでしょうか?その仕組みについて解説していきます。

目次
お金持ちになる方法をシンプルに考えるとこうなる
お金持ちになるための方法はいたってシンプルです。収入を増やして、支出を減らし、余ったお金を「育てる」。このプロセスを繰り返せば、お金持ちになることができます。
年間1%増える金融商品があったとします。10万円の資金で1年後に増える額は1,000円。しかし1億円の資金を持っている人は、同じ金融商品でも1年後に100万円増やすことができます。手持ちのお金が増えれば増えるほど、お金を増やすことは比較的容易になっていきます。まずは少しでも手持ちの資金を効率的に増やすことを考えましょう。
お金持ちを目指すなら、まずは改めたい今の習慣

お金持ちには、ある程度共通する行動や考え方があります。少しでもお金持ちに近づけるようにできるところは取り入れていきましょう。
・お金持ちは行動が早い
お金持ちは行動が早いです。必要な行動が見つかったらすぐに行動に移します。お金に関していえば、生命保険に新しく加入をしたい、保険を見直したい、資産運用を始めたいと思ったらすぐに調べて、よければスピーディに行動に移します。
一方、お金がたまらない人は、「お金のことは苦手だから…」と、お金のことは後回しにして仕事やプライベートを優先してしまいがちです。1年たっても、2年たってもまだ「そろそろ保険に加入しないと…」「そろそろ保険を見直さないと…」「資産運用を始めないと……」などと言っている人は要注意。
・お金持ちは勉強が好き
お金持ちは勉強が好きな傾向があります。仕事だけでなくダンスや手作りなどの趣味においても、一度始めたらとことん勉強をして、人よりも早く上達しているケースが多いです。また、勉強をする時間を作り出すために、毎日の定期的な作業の効率化や時短方法を考えることにも余念がありません。
・お金持ちは仕組みを大切にする
お金持ちは、バリバリ働いて収入を得ている人をイメージするかもしれません。確かに一部でものすごい仕事量をこなしている経営者や営業社員なども存在します。しかし、お金持ちは比較的時間にゆとりがある人が多いです。それは、自分が働かなくても良い「仕組み」を作っているからです。
経営者は、自分が働かなくても社員が働いてくれる仕組みを作ります。大きな仕事を細かく分けて、それぞれの社員に経理、営業、広告などの役割を分担することで、自分の仕事は社員のモチベーションアップのみにしている経営者もいます。
またお金持ちの代表格とも言える投資家も、お金を「育てる」仕組み作りを重要視する人たちです。例えば購入した金融商品を長期間運用して少しずつ資産を増加させていくシステムを構築しようとします。定期的に配当金を受け取れる金融商品を利用して、安定的に利益を上げようとするのも仕組み作りの一例です。短期間の売買をシステム化して収益を積み重ねていく人もいます。
お金を「育てる」方法とは

お金は「育てる」ことができます。お金を「育てる」ことを理解する第一歩として、金利についての知識を身につけましょう。
・「単利」と「複利」
金利には「単利」と「複利」があります。そして投資の魅力は「複利」の効果にあります。単利と複利の違いは事例をみるとわかりやすいです。
自己資金が100万円あり、1年で5%の利回りがある商品で5年間運用をした結果を単利、複利でそれぞれ見ていきましょう。
・単利5%の場合
1年目 100万円×5%=利益5万円
2年目 100万円×5%=利益5万円
3年目 100万円×5%=利益5万円
4年目 100万円×5%=利益5万円
5年目 100万円×5%=利益5万円
毎年5万円ずつ増えたので、5年間で125万円になりました(税金などはここでは考慮しません)。
・複利5%の場合
1年目 100万円×5%=5万円
ここまでは同じですが、2年目から単利と計算方法がかわります。複利の場合は、元本に利益を上乗せしてそのまま再投資します。
2年目 105万円×5%=110.25万円
3年目 110.25万円×5%=約115.76万円
4年目 約115.76万円×5%=約121.55万円
5年目 約121.55万円×5%=約127.63万円
複利で運用した場合は5年間で約127.63万円になりました。
まだ5年という短い期間なので3万円弱という差しか出ませんが、長期で運用をしていくと大きな差が出てきます。
この運用を30年継続した場合の結果どうなるでしょうか?
30年後の元本と利益の合計は単利では250万円。複利では約432万円。複利で運用をした方が圧倒的に有利であることがおわかりいただけたでしょう。投資家はこの複利というお金を増やす仕組みを知っていて、実行しているのです。
資産運用をするお金を作ることから始めましょう

資産運用は小額からでも始めることができます。しかし資産運用をするお金がない人は、お金を作り出すのが最初の目標です。収入を増やすことが難しい場合は、支出を減らして資産運用に回すお金を作り出していきましょう。
支出を減らすには、通信費や光熱費など毎月定額で支払っている「固定費」を見直すのが効果的です。
例えば、ジュースを買うのは1日1本までにして生活費を抑えようとしたとします。これを継続するには努力が必要です。ついつい今日くらいは……と断念してしまう日もあるかもしれません。
しかし固定費は一度見直してしまえば、本人の意思とは関係なく継続して節約になります。固定費の見直しで代表的なものは、スマートフォンのキャリアの見直しや通信プランの見直し、住宅ローンの借り換え、生命保険や自動車保険の見直しです。最近では電力・ガスの自由化により、光熱費のプランや会社の変更もできるようになりました。
できれば、毎月いくら削減できたのかを定期的にチェックすることが望ましいです。ネット銀行の口座を利用すると、空き時間にスマホやパソコンで気軽にチェックすることができるので便利です。
資産運用が怖いと思うとき
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著者:金子賢司さん
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はジャザサイズ。
健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
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