マイナンバーカードは作ったほうがいい?マイナポイント制度を解説!
更新日:2020/10/14最近お店でよく見かけるマイナポイントのポスター。マイナンバーカードと任意のキャッシュレス決済サービスを紐付け、チャージやお買い物をすることでポイントがもらえる制度です。この記事ではマイナンバーカードとは何かというところから、マイナポイント制度についてを解説していきます。

そもそもマイナンバーカードって必要なの?
マイナンバーカードは2016年1月に交付がはじまりました。総務省が発表している「マイナンバーカード交付状況」によると、2020年8月1日時点での全国の人口に対するマイナンバーカードの交付枚数率は18.2%です。この数字をみると、これまではマイナンバーカードがなくても困らなかったという人が多いのではないでしょうか。
マイナンバーは全世帯に配布された通知カードでも確認できます。しかし、2020年5月25日に通知カードは廃止されました。これ以降、氏名や住所に変更が生じても、通知カードの再交付はできません。婚姻等で氏名が変わった場合や、転居して住所が変わった場合は、マイナンバーカードの申請を行う必要があります。
マイナンバーカードの作り方

マイナンバーカードを取得するには、交付申請と受け取りの2つのステップがあります。
1. 交付申請をする
通知カードについていた交付申請書を使って申請をします。紛失してしまった場合は、市区町村の窓口で新たに発行してもらうか、手書き交付申請書を使用します。申請方法は4種類です。
・スマートフォン
交付申請書のQRコードを読み取り、必要事項を入力の上、顔写真を撮って送信します。
・パソコン
申請フォームに交付申請書の申請書IDと必要事項を入力し、顔写真をアップロードして送信します。
・証明写真機
まちなかの証明写真機の対応機種に交付申請書のQRコードを読み取らせ、写真を撮影して送信します(撮影代がかかります)。
・郵送
交付申請書に必要事項を記入し、顔写真を貼って郵送します。
2. 受け取りに行く
交付申請からおおむね1ヶ月程度で交付通知書が届きます。交付通知書と通知カードと本人確認書類を持って指定された窓口に行き、カードを受け取ります。
マイナンバーカードのメリット・デメリットは?

【メリット】
・身分証明書になる
従来の本人確認書類として使える上、マイナンバーも確認できます。マイナンバーカードが1枚あれば、さまざまな場面で身分証明書としての利用が可能です。
・マイナポータルにログインできる
マイナンバーカードを使って利用者登録することで、マイナポータルが利用できるようになります。行政サービスの検索や、各種行政手続きがオンラインでできます。
・コンビニで各種証明書を取得
コンビニ交付サービスを行っている自治体なら、住民票の写しや印鑑登録証明書、戸籍証明書などが土日祝日でも取得できます。
・健康保険証として使える
2021年3月から、マイナンバーカードが健康保険証としても使えるようになります。転職をしても健康保険証を変える必要がなく、マイナポータルから医療費控除の手続きができるなどのメリットがあります。
【デメリット】
・紛失したときのリスクが大きい
身分証明書や健康保険証として使えるマイナンバーカードだけに、紛失すると不便です。悪意のある第三者の手にわたるリスクもゼロではありません。
とはいえ、マイナンバーカードは顔写真付きなのでなりすましは困難だとされています。ICチップには必要最小限の情報のみ記録されており、紛失時に一時停止するためのコールセンターは24時間365日受け付けています。
・更新の必要がある
マイナンバーカードは10年(未成年者の場合は5年)、カードに格納されている電子証明書は5年の有効期限があります。更新時の手数料は無料ですが、更新手続きが煩わしく感じるかもしれません。
マイナポイントってなに?

マイナポイントは2020年9月にはじまるポイント還元制度です。マイナンバーカードの普及促進、キャッシュレス決済基盤の構築、さらに消費の活性化を目的としています。
ポイントをもらうためには3つのステップがあります。
1. マイナンバーカードを取得する
マイナンバーカードを持っていない場合は、先述のとおり交付申請をします。
2. マイナポイントを予約・申込する
申し込みにはマイナンバーカードの暗証番号4桁が必要です。選べる決済サービスは1ヶ所だけなので、どれにするか決めておきましょう。マイナンバーカードを読み込む方法は申込方法によって異なります。
・スマートフォン
「マイナポイント」アプリをインストールし、マイナンバーカードを読み込みます。
・パソコン
「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストールし、対応ICカードリーダライタでマイナンバーカードを読み込みます。
・マイナポイント手続きスポット
市区町村窓口・郵便局・コンビニなどの窓口に置かれた端末でマイナンバーカードを読み込みます。
3. 選んだ決済サービスでチャージor買い物する
キャッシュレス決済サービスでチャージもしくは買い物をすると、利用額の25%分(上限5,000円分)のポイントがもらえます。
マイナポイントの申し込みを忘れずに
マイナンバーカードとマイナポイントについて解説しました。マイナンバーカードの入手には最短でも1ヶ月程度かかるので、まだカードを持っていない人は早めに申し込むようにしましょう。カードを作ったらマイナポイントの申込も忘れないようにしましょう。
楽天をよく使う人におすすめしたいのが楽天ペイです。2020年9月30日までに楽天ペイアプリからマイナポイントを申し込み、期間中に楽天ペイアプリで支払いをすると、マイナポイントの5,000ポイントに加えてキャンペーンポイントが上乗せされます。
楽天ペイのマイナポイントは楽天ポイントで付与されるので、楽天市場や街のお店などで幅広く使えます。これからマイナポイントの申込をする人は、選択肢に加えてみてください。
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著者:宮島ムーさん
関西に住む子育て中の主婦です。 お金や不動産に興味があり、日商簿記1級・FP2級・宅建などの資格を独学で取得しました。 記事ではなるべく専門用語を使わず、わかりやすく説明するよう心がけています。
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