新札(新紙幣)はいつから?選ばれた人物とお札がデザイン変更される理由を解説

更新日:2020/11/24

2019年4月5日に新札(新紙幣)の発行が発表されてから1年以上が経ちました。新札はいつから発行されるのでしょうか。この記事では、紙幣がなぜ変更になるのか、新しい紙幣にデザインされている人物は誰なのかなど、新札(新紙幣)について詳しく解説していきます。

新札(新紙幣)はいつから?選ばれた人物とお札がデザイン変更される理由を解説

新札(新紙幣)の発行はいつから?

新札(新紙幣)の発行はいつから?

2019年4月5日、政府は2024年度の上半期をめどに、千円札、5千円札、1万円札の新札(新紙幣)を発行することを発表しました。デザインを新たにし、お札の表面に描かれる人物も変更になります。新札(新紙幣)の発表から発行まで5年も期間が空いているので「いつから新札が発行されるの?」と疑問に思った方も多いでしょう。

 

これについて、当時担当であった麻生太郎財務大臣は、紙幣の印刷を開始するまでに2年半がかかり、さらに民間企業が自動販売機やATMなどの機器への対応ができるよう準備するのに2年半かかるためだと説明しています。

 

しかし、前回新札(新紙幣)が発表されたのは2002年8月で、実際に発行されたのが2004年11月と、発表から発行までわずか2年ほどしかありませんでした。それに比べると、今回の発表はかなり前倒しになっているといえます。

 

今回の新札(新紙幣)発行の発表は、2019年4月1日に新元号が発表されて、わずか4日後のことでした。新元号の発表と続けざまに新札(新紙幣)も発表することで、祝賀ムードを盛り上げ、あわせて政権支持を高める政治的側面もあったのではないかといわれています。

 

ただ、麻生財務大臣は、新札(新紙幣)の発表が新元号の発表に続いたことについて、「たまたま重なった」と話しているようなので真偽のほどは分かりません。紙幣を発行する国立印刷局や、機器の準備にあたる企業としては、発表が早いに越したことはないため、早めの発表は適切ともいえるでしょう。

なぜ紙幣のデザインは変更されるのか?

なぜ紙幣のデザインは変更されるのか?

今回の新札(新紙幣)は2024年の発行予定で、前回の変更は2004年、前々回の変更は1984年でした。なぜ20年ごとに紙幣のデザイン変更を行っているのでしょうか?

 

財務省は、偽造防止対策の強化、つまり偽札作りを防ぐのが定期的にデザインを変える目的だと説明しています。今回発行される新札(新紙幣)には、最新の技術を投入した偽造防止対策がとられるようです。

 

まず、新紙幣には見る角度を変えると、立体画像が回転しているように見える最先端のホログラム技術が利用されています。さらに、光に透かすと模様が浮かび上がって見える「すかし」についても、今までよりも繊細で再現しにくい模様を導入するようです。お札を区別するために記されている「記番号」も、現在の9桁から10桁に増えます。

 

新札(新紙幣)は2024年上半期の発行ですが、3年早い2021年には500円玉も偽造しにくいデザインに変更されます。これには「バイカラー・クラッド」と呼ばれる、異なる種類の金属を組み合わせる最新の偽造防止技術が用いられるとのことです。

 

日本では、キャッシュレス決済の手段が増えているといっても、世界から見るといまだ現金主義といわれています。政府は、これからも現金を安全に使える決済方法として考えているようです。

新札(新紙幣)に選ばれたのはどのような人?

新札(新紙幣)に選ばれたのはどのような人?

今回発表された新デザインで、新たに3人の人物の肖像画が描かれます。「新札が発表されて始めて名前を聞いた」という方もいるのではないでしょうか。これらの人物がどのような功績をあげた人物なのか解説します。

 

・新1万円札:渋沢栄一(しぶさわ えいいち)
新1万円札の肖像画に描かれる渋沢栄一は、「日本の資本主義の父」と呼ばれる人物です。幕末に一橋慶喜(後の15代将軍となる徳川慶喜)に仕え、明治維新後は政府で働きました。その後、日本で最初の銀行である第一国立銀行(現みずほ銀行)を設立し、実業界に身を置きます。第一国立銀行のほか、東京証券取引所、東京ガスやキリンビールなど、設立に関わった企業は500以上といわれています。

 

・新5千円札:津田梅子(つだ うめこ)
新5千円札の肖像画に描かれる津田梅子は、政府が欧米に派遣した「岩倉使節団」に加わった最初の女子留学生の1人です。1900年に、私立の女子高等教育機関としては日本で初めての「女子英学塾(現津田塾大学)」を設立しました。女性の地位向上や女性の個性を尊重した教育に努めたことからも、まさに令和の時代の紙幣にふさわしい人物といえるでしょう。

 

・新千円札:北里柴三郎(きたざと しばさぶろう)
新千円札の肖像画に描かれる北里柴三郎は、感染症医学の発展に貢献し「近代医学の父」とも呼ばれる人物です。ドイツに留学して細菌学者のコッホに師事し、世界で始めて破傷風菌の培養に成功、治療法を開発しました。帰国後も伝染病予防や細菌学の研究に取り組み、1894年にはペストの蔓延していた香港に派遣されて病原菌であるペスト菌を発見しています。北里大学の前身となる「北里研究所」を設立したほか、慶応大学医学部の創設にも尽力しました。

 

今回は、新札(新紙幣)について解説してきました。新札(新紙幣)は国立印刷局が印刷して、日本銀行に運び、全国の日本銀行の支店を通じて各銀行の支店やATMなどに補充されます。いち早く新札(新紙幣)を手に入れたいという方は発行日当日にATMでお札を引き出すと新札(新紙幣)が手に入るかもしれません。

 

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  • 著者:まきあんさん

    元栄養士で現在フリーのWEBライターとして活動している、まきあんです。基本的なお金の知識を身に付けたいと思い、独学でFP2級を取得しました。
    お金に関する知識や生活に役立つ情報を分かりやすく発信していきます。


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