変額保険とは?メリット・デメリットから活用法までわかりやすく解説

更新日:2020/12/25

「変額保険」という保険をご存知ですか?変額保険とは保険料の一部を株などで運用し、運用実績に応じて保険金や解約返戻金が増減する保険のことです。この記事では、変額保険のメリットやデメリット、活用方法までわかりやすく解説します。

変額保険とは?メリット・デメリットから活用法までわかりやすく解説

変額保険とは

変額保険とは

変額保険は、運用の結果に応じて将来受け取る保険金や保険を解約したときに受け取る解約返戻金が増減する生命保険です。

 

一般的な保険である「定額保険」は、保険会社が契約者から預かった保険料を国債などで安定的に運用しています。リスクの小さい運用を前提とした保険設計のため、保険会社はあらかじめ将来の保険金・解約返戻金の額を約束することができるのです。

 

一方で、変額保険は株式や債券に積極的に投資して運用する保険です。受け取る保険金額は運用の結果次第で、リスクも契約者が負わなければなりません。ただし、あくまでも保険なので、死亡保険金には最低保障が設けられています。保険としての保障を備えつつ、投資信託のような投資性も高いのが変額保険の特徴です。

変額保険の種類と特徴

変額保険には、主に3つの種類があります。この変額保険の3つの種類と特徴について解説します。

 

・終身型
終身型は、死亡保障が一生涯続くタイプの変額保険です。運用の結果に応じて死亡保険金額や解約返戻金額が変動します。ただし被保険者が死亡した際に払われる死亡保険金については最低保障が設けられているため、契約時に定めた保険金額を下回ることはありません。

 

・有期型
有期保険は、保険期間があらかじめ一定年齢・一定期間で定められた変額保険です。有期型の場合、契約期間の満期を迎えると運用実績に応じた満期保険金が受け取れます。終身型と同様に死亡保険金には最低保障が設けられていますが、保険期間が終了すると保障期間も終了となるため死亡保険金が必ずもらえるわけではありません。

 

・年金型
年金型は、保険加入時に設定した年齢に達した場合、年金形式で保険金を受け取れるタイプの変額保険です。受け取れる保険金は、運用の結果によって変動します。死亡保険金には最低保障が設けられていて、解約返戻金と満期保険金に保証がない点は、有期型と同じです。また、年金型の変額保険の資産運用先は商品により様々なタイプがあります。

変額保険のメリット・デメリット

変額保険のメリット

変額保険のメリットについて解説します。

 

・インフレの影響を受けづらい
変額保険の大きなメリットは、インフレ対策になることです。一般的な定額保険は将来的にインフレが起きて物価が上昇したとしても、受け取る保険金の金額は同じです。物価が上がったという状態は、相対的にお金の価値が下がってしまうことになるので、同じ保険金額でも資産価値が減ってしまう可能性があります。一方で変額保険は、運用実績によって保険金額が変わるため、インフレの対策として有効です。

 

・死亡保険金は最低保障がある
変額保険の死亡保険金には最低保障があることもメリットの1つです。変額保険は投資性の高い保険ですが、あくまで保険であるため保障がついています。死亡保険金受取時には、契約時に定めた契約金額を上回ることはあっても下回ることはありません。

 

次に、変額保険のデメリットについて解説します。

・運用リスクがある
変額保険は、満期保険金や解約返戻金の最低額を保証していません。運用状況や解約のタイミングによっては、受け取るお金が払い込んだ保険料の総額を大きく下回ってしまうこともあるのです。定額保険では運用のリスクを保険会社が負ってくれるのに対し、変額保険では契約者が運用のリスクを負わなければならないのは大きなデメリットといえるでしょう。

 

・資産運用が目的ではない
変額保険と比較されることが多い投資信託では、手数料や信託報酬などの一部のコストを除き、払い込んだ金額の全てが運用に回されます。それに対し、変額保険は保険という性質も兼ね備えたものであるため、運用のコストだけでなく保険金に対してのコストも掛かり、払い込んだ保険料全てが株などで運用されるわけではありません。死亡保険金の最低保障がある点はメリットでもありますが、単純に資産運用が目的の場合には投資信託の方がおすすめです。

変額保険を検討するときの注意点

変額保険を検討するときの注意点

変額保険を検討する際には、変額保険の運用実績を見ることが大切です。商品によって運用先や運用方法は変わります。どのような運用をしているのか、商品がどのような仕組みなのかなど、各保険会社の商品を良く比較しましょう。

 

また、短期の契約の場合は株価の変動リスクを受けやすくなり、払い込んだ保険料よりも解約返戻金が下回る可能性が高いです。短期間の運用ではなく、長期の運用を心がけましょう。

変額保険の上手な活用法

変額保険は運用実績によって受け取れる金額が変動しますが、死亡保険金は最低保障が受けられます。死亡保障と貯蓄、運用などを兼ねたいという場合には、有効に活用できるでしょう。また、死亡保険金を受け取ることで相続税対策としても活用することもできます。一般的に相続税対策に利用する終身保険と比べて、変額保険は保険料がリーズナブルです。

 

変額保険の種類や、メリット・デメリット、注意点などについて解説しました。変額保険は保険商品の中ではハイリスク・ハイリターンといえる商品です。リスクがあっても死亡保障を兼ねながら資産を増やしたい場合には変額保険を検討しても良いといえます。単なる保障が欲しいという場合には、一般的な定額保険を選ぶと良いでしょう。

 

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  • 著者:まきあんさん

    元栄養士で現在フリーのWEBライターとして活動している、まきあんです。基本的なお金の知識を身に付けたいと思い、独学でFP2級を取得しました。
    お金に関する知識や生活に役立つ情報を分かりやすく発信していきます。


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