消費税が10%に上がる際、クレジットカード決済のほうが得だというニュースについて
更新日:2018/11/21消費税が10%に上がる分、クレジットカード決済は何かしらのポイントがついて、家計の負担を減らす、というようなニュースを最近見ました。具体的にどんなメリットがありそうなのか教えていただけますでしょうか。 また、外出するたびに財布を持ち歩くのが面倒だし、なんとなくかっこいい気がするので、キャッシュレスな生活には憧れています。 しかし、過去に一度クレジットカードで利用限度額を超えてしまったこともあり、それ以来「キャッシュレス決済=無駄遣いが増える」というイメージもあります。クレジットカードを安全につかうためのコツがありましたら教えてください。
年齢:30代
未既婚:未婚
子ども:なし
職業:会社員
世帯年収:400万円~600万円未満
ペンネーム:Sue
消費税が10%に上がることに伴い、何かを購入する際、電子決済を利用すると、増税分にあたる2%をポイントとして還元するという検討がされています。ただし、どのように実現していくか等、まだ不透明な部分も多くあります。
消費税の増税と切り離しても、家計をキャッシュレス化できた方が有利になると考えられるシーンは増えています。決済サービス各社は、新しい決済手段を使った際には、高い還元率でポイントを付与することもありますし、現金を引き出すためのATMの台数が減ったり、ATM手数料の条件が厳しくなったりといった背景もあり、現金を扱う方が、コストがかかることもありそうです。
Sueさんが心配されているとおり、キャッシュレスではお金を使った実感を得づらく、使い過ぎてしまう注意点があります。中でもクレジットカードは実際に使ったタイミングとお金が引き落とされるタイミングに時間差があるため、その心配が大きいです。
最近では、銀行口座と連動してすぐに残高から引き落とされるデビットカードでもVISAやJCBなど国際ブランドのものが増えています。クレジットカードが使えるほとんどの店舗で同様に支払いができるようになっています。クレジットカードだと使い過ぎてしまうという場合は、こうしたデビットカードを検討するのも良いかもしれません。先にお金を入金して使うプリペイドタイプのカードにも国際ブランドのカードが登場しています。
還元率の観点などでどうしてもクレジットカードが魅力的に感じるようであれば、感情が高ぶらない費用について、クレジットカードを使うのが良いのではないでしょうか。保険料や通信費、光熱費など、毎月何気なく支払っていて、現金で払うなら我慢するけど、カードならば多めに使ってしまおう、とは考えにくい項目です。
こうした固定費をクレジットカードで支払い、日常生活で判断をしながら支払う変動費(食費や交際費、被服費等)については、デビットカードやプリペイドカードでトレーニングする。というのも良い方法です。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)#なぜたま!』などがある。
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