Question

つみたてNISAと併用してiDeCoを始めるべきかどうか

更新日:2019/10/15

今年から将来に備えてつみたてNISAを始めました。老後の年金が足りない問題について、iDeCoも始めた方が良いと思っているのですが、60歳以降まで受取れない点と大きなライフイベントを終えてから(結婚、出産等)と考えている部分もあり、まだ手が出せません。毎月の貯蓄額をiDeCoに回した方が良いものでしょうか?

年齢:30代
職業:会社員
世帯年収:600万円~800万円未満
ペンネーム:あすか

 

Answer

つみたてNISAで1年間に新たに非課税で投資できる金額は最大40万円。月にならすと3.3万円程度になりますね。貯蓄の他に投資に回せる金額が月3.3万円を超えるようであれば、検討しても良いかもしれません。

 

あすかさんのおっしゃるとおり、iDeCoの60歳まで引き出せない特徴は、20代、30代など、今後のライフイベントがまだ長く多い世代にとっては、少しスタートしづらい特徴といえます。また、口座を開設する際や、運用中も一定の手数料がかかるため、始めるのであれば月1万円以上や拠出可能額目一杯(会社員の場合は月1.2万円、2万円、2.3万円のいずれか)を目指したいところ。少額の拠出だと手数料の割合が相対的に高くなってしまうところが不利に感じる可能性があります。

 

1万円や2万円などの金額を、今後60歳まで支払っていけそうかということを目安にすることもできます。厳しくなったときには、つみたてNISAをお休みして、iDeCoの1~2万円程度だけを続けるという選択肢もありますね。

 

もう一つの目安としては、既に手元に500万円程度の預貯金があり、つみたてNISAやiDeCoを始めてもまだ今後も預貯金が増えそうな貯蓄ペースかどうか、という目安です。手元に500万円程度の預貯金があれば、イベント毎にその内容を取捨選択すれば、大抵のライフイベントには対応できる可能性が高いです。既に預貯金も十分あり、投資に回しても手元資金を増やせそうなペースで貯蓄できているようであれば、始めた方が有利な可能性が高いです。

 

現在あすかさんの収入水準は高く、iDeCoを行うことによる節税効果も高い可能性があります。一方で、今後の収入に変動があれば、節税効果も変わる可能性があります。無理なく続けられそうだなと確信が持てたときに落ち着いてスタートすることを検討しても良いのかもしれません。

回答者:ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢さん

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)#なぜたま!』などがある。

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