Question

現在夫婦2人暮らし。昔の仕事が原因で体調を崩してしまい専業主婦をしているのですが、夫の収入が月50万円(手取り)なので、ありがたいことに今のところは不自由なく生活できています。しかし、今後子どもが産まれたり住宅や車を購入したりする時に、生活が苦しくならないかが不安です。夫の収入だけで、以下の条件を全て叶えるのは難しいでしょうか?

子ども:2人(できれば大学までは行かせてあげたい)
住宅:郊外に新築一戸建て(状態が良ければ中古でも◎)
車:300万円ほどの新車1台(状態が良ければ中古でも◎)

現在の夫婦の貯蓄:約1,000万円

年齢:20代
職業:専業主婦
世帯年収:800万円~1,000万円未満
ペンネーム:胃弱ちゃん

 

Answer

額面年収800〜1,000万円・手取り月収50万円、貯蓄約1,000万円のご家庭で、いただいている希望を叶えることも可能かと思います。しかし、子供が公立に進むのか私立に進むのか、塾にはどのくらい通わせたいのか、車は何年おきに買い換えをしたいのか、生活費にいくら使いたいのか、といったあたりに変動幅が大きいため、このあたりを調整していくことになると考えられます。

 

例えば、子供が1人生まれると、年間の生活費が100万円程度増えると感じるご家庭が多いです。もちろん何をどこまで再利用・共用するかにもよりますが、2人だと合計で年間150万円くらいと概算できるでしょうか。現在の年間の貯蓄ペースが150万円を超えているようであれば、貯蓄を取り崩さず家計を回すことができそうです。

同様に車については車体を一括などで購入できたとして、維持費が年間50万円程度かかることが想定されます。住宅購入については、現在家賃を払われているようであれば、その金額との比較になりそうです。現在かかっている住居費に収まる範囲内での物件購入に調整できれば、年間でのやりくりに大きな違いはうまれないと概算することもできますね。

 

そのため、足下での年間の家計やりくりという観点だと年間貯蓄額に200万円くらいのゆとりがあれば、子供の生活費と車の維持費、住宅ローンなど月々の当面の住居費の捻出などが始まっても、貯蓄額が減っていかないと考えられます。逆に現在の年間貯蓄額がちょうど200万円の場合、生活を変えなければ、理論上は貯蓄は増やせなくなります。

 

中長期でみると、車を10年に1度買い換えたいようであれば、別途年間30万円くらい(300万円÷10年)、住宅ローンが30年後に1,000万円残りそうであればこちらも別途年間30万円くらいの貯蓄(1,000万円÷30年)ができれば、生活を継続もできそうです。子供の学費については、年間150万円の生活費増とは別に月2〜4万円の積立をはじめると大学進学の費用の一部が準備でき、管理しやすくなります。年間20〜50万円の蓄え(月2〜4万円×12ヶ月)をスタートする形になりますね。

 

逆算すると、年間200万円(子供生活費と車維持費)+30万円(車買い換え)+30万円(住宅の繰り上げ返済)+20〜50万円(子供の大学学費準備)=280〜310万円の貯蓄ができる体制を確立できれば、希望を叶えても貯蓄を取り崩す赤字家計にはならずにすみます。手取り年収600万円(月50×12ヶ月)から差し引くと、年間生活費300万円(月25万円)の体制を目指すことになりますね。

 

大雑把な概算はこのようになりますが、実際には、ライフステージが進むのに合わせて、購入する車は本当に毎回10年に1度300万円のものが良いのか、生活費を削って塾代を捻出できるのか、といった取捨選択をして、調整していくことになります。

回答者:ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢さん

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)#なぜたま!』などがある。

>>ホームページ

LINE友だち追加

関連記事